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今の日本人に必要なのはアントレプレナーシップだ

起業・副業に興味を持ち、自分にも何かできることはないだろうかと探していた時に、書店で一冊の本に出会った。それが山川泰弘さんが書かれた「世界一のアントレプレナーシップ」だった。

アントレプレナーシップとは、日本でいうところの起業家精神である。じゃあ世界一の起業家精神?それってどんなものなのだろうか。もしかしたら、自分がこれから起業をするために役立つ知識や考え方が学べるかもしれない。そんな思いから読み始めた。

ここでは、本書を読んで、自分的に心に残った考え方などを自分なりに考察したり、まとめていこうと思う。
これから起業したい人だけでなく、変化の著しい現代を生きていくこれからの人に少しでも役に立てれば幸いだ。

本書を読んでみて、三分の一しか読んでいない時点で、この本はものすごく多くの気づきを与えてくれる本だなというのを感じた。なので、私の記事を読んで少しでも良いと思ったら、ぜひ本書を手に取って読んでみてほしい。


アントレプレナーシップが必要なのは起業家だけではない

近年、色々なところで聞く言葉になってきたアントレプレナーシップ(起業家精神)だが、この言葉は起業家だけに関係する言葉ではない。そもそもアントレプレナーシップはどのようなものかというと、「社会を変えたい」「少しでもより良い社会にしたい」「当たり前を疑ってみる」「できるかどうか分からないが挑戦してみる」「失敗することを恐れない」というような考え方だと私は考えている。

これらの考え方は、何も起業する時だけに関係するものではないことは分かると思う。どこの会社に入っても、社会をよりよくしていきたいという思いは大切だし、学校でさえ間違えてもいいから挑戦してみようと先生は言う。

しかし、今の日本にはこのアントレプレナーシップが足りていないのではないか。本書を読み進めるうちに、もっともっと広まっていくべき考え方だと感じた。それは日本が世界的にみて、保守的な国だと思うからだ。

色々な本を読んでいくと、日本人は「変化を嫌う」「失敗を恐れすぎる」「同調圧力が強すぎる」などの言葉を見つけることがある。確かに、自分と違う人や周りと違う人を排除したり、懐疑的な目で見る人が多いように思う。

それは日本の地理的・歴史的な側面から見ても仕方のないことなのかもしれない。
日本は島国で、同族の中で昔から生活をしてきた。つまり自分と同じ人種、同じような考え方を持った人たちとしか基本的に関わってこなかったのである。

そうすると自分たちと違う考え方を持った人や違う行動をする人が特に目立つようになる。良い捉え方をすれば、調和を大事にする日本人という側面もあるかもしれない。しかし、一方で自分たちとは違う考え方を持つ人は危ないから排除しようとする傾向にもあるように思う。

ヨーロッパなどに目を向けてみると、他の国とは陸続きで接している。そうすると他国との交流が盛んになり、他の国の色々な文化が入り乱れるように入ってくる。同じように人も入ってくる。

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