ふくすけ２０２４　観劇　岸井ゆきのさんすごい編

キーワード
①非日常性
②意識の顕在化
③才能に出会う幸せ

阿部サダヲさん目当てで「ふくすけ２０２４」を観劇してきました
でも阿部さん以上に、岸川ゆきのさんに熱演に感動しました

普段は映画やドラマを見ることが多いのですが、演劇を見るために、思い切って歌舞伎町タワーに行ってきました
観劇はどちらかというと、ミュージカルを見ることが多かったわたし
今回は、噂の大人計画の松尾スズキさんの作品
ぜひ見たいとチケットをとりました

初の歌舞伎町タワー
お昼に到着
ゆっくり雰囲気を楽しもうと思ったけど、５分と外気に触れていられない酷暑
すぐに、エスカレーターに乗って入口のある２階へ
入るとすぐにテレビで見ていた居酒屋さんを確認
これが劇中で話題になるとはこのときは知る由もなし

６階のmirano-zaは新しい劇場
ファミマで発券したチケットをかざして中へ
人気の演劇なので満員
座席の近くに割と有名な男優さんも来ていました
業界でも注目度が高いのを感じました

以下には演劇の内容が含まれます（いわゆるネタバレです）

キーワード「非日常性」

ネット社会になって便利になった反面、息苦しさを感じる今日この頃
少しのことで日本中、世界中から批判される
その現代社会を笑って考えさせた作品
「不適切にもほどがある」
主役の阿部サダヲさんの演技に夢中になりました
生の阿部サダヲさんを見たくてチケットを取りましたが、松尾スズキワールドにやられました

エロや暴力、暴言・・・
刺激に満ちた空間
あまりにも非日常の空間に圧倒されました
これはもう今や演劇にしかできないのではないか
上裸で踊る女優さんに、見間違いかと凝視する始末
昭和ではテレビで平気だったのにね
あえて予備知識を入れていかなっかので先がまった読めない展開に引き込まれました

キーワード「意識の顕在化」

ダークな内容も意外にいやでない
むしろ、普段無意識に考えないようにしていたことがあぶりだされることの心地よさ
人間ってそんなにきれいな存在ではないよな
悩みがあって当然じゃん
ダークな内容なのに前向きな気持ちになる不思議さ
松尾スズキさんの才能にただただ感動
２０代に書いた脚本を何回もの公演をへてブラッシュアップ
現代的な内容にも合わせてある
すごいの一言

キーワード「才能に出会う幸せ」

予備知識を入れていかなかったので、てっきり阿部サダヲさん主役の作品かと思っていたが大間違い
どの登場人物にも魅力があり、どの登場人物に肩入れするかは見ている人しだい
そんな松尾スズキさんのメッセージを感じた

ふくすけは、薬害により異形の容姿
始めはだれが演じているのかも分からなかった
途中からふくすけを軸に話が進んでいく
このふくすけを演じている、岸井ゆきのさんの声、踊りが圧巻
だれかも分からないメークをしているのに全身の表現で見ている人を引き付ける
ふくすけは何のメタファーなのか
もちろん解釈はいろいろあっていいのだが、自分なりの答えを出したくなる
チャンスがあればもう一度見てみたい

大人の夏休み
いろいろなリフレッシュの方法がありますが、観劇もいいですよ