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英国チャリティショップ巡りの旅/ウェールズ篇

古本の街ヘイ・オン・ワイで
ボランティアさんが伝えてくれたこと

2011年にウェールズの古本の街ヘイ・オン・ワイを訪れました。その2年後にも子どもを連れてウェールズの首都カーディフへ。その時に行ったチャリティショップのお話です。

ウェールズについてちょっと蛇足ですが説明を。イギリス(英国)はイングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)。日本の感覚的にはイギリス=イングランド?ともやもやしてしまうのですが、4つの国が集まって出来ていて、文化も言葉も違ったり歴史的にも奥深いです。
ヘイ・オン・ワイのチャリティショップで、お店の人と話していたときにうっかり英国の人々という文脈で「People in England」と言ってしまい、その方に「Britons」と言い直されました。「Britons」という言葉もよく知らなかったので勉強になりました。

ヘイ・オン・ワイはイングランドとウェールズの国境にある小さな街。2019年に亡くなられた故リチャード・ブースさんが映画館や消防署、ヘイ城を古書店にし古本の街を宣言してから、30以上の書店が連なる人気の観光地となりました。こぢんまりとしたとても可愛い街で、本屋や雑貨店、アンティークショップに混じってチャリティショップがあります。街の中心とも言える通りに、外観もお洒落でとても素敵なOxfamが!

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お店のレジには気さくなボランティアのマダムが二人。日本から来ました、と言うとまずは東日本大震災のお見舞いを言ってくださり、過去に訪日した際の思い出話をしてくれました。ロンドンからもこんなに離れた小さな街で、遠い日本のことをこのように想ってくれている人がいるーーそれだけでも心が満たされました。私がチャリティとチャリティショップに興味があって来ました、と伝えるとバックヤードへ案内してもらえ、そこでは長い間(20年か30年かメモを紛失したので記憶が曖昧なのですが)このお店でボランティア歴がある女性にお話を聞かせてもらえました。
その方は寄付されたおもちゃなどの修理やその他の商品のメンテナンスを行っているそうで、お店にはあまり立たないとか。でも、その商品が売れることで街や社会に貢献していると感じている、なによりお店に来ることが楽しい。そんなことをおっしゃっていました。9年前の話なので、まだ元気にボランティアされているのだろうか。。またいつかお会いできたらな…と思っています。

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改めて写真を見ると、あれもこれも欲しい商品が写ってます(笑)

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Oxfamのフェアトレード商品。チョコレートにキャンディ、エコバッグ、ノートなど様々なアイテムがあります。

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薔薇の季節にウェールズのチャリティショップで買ったモノたち。素敵なボランティアさんとの出会いも忘れない。「変わらない友情」と書かれているペーパーウエイトは友人Gillとの思い出につながっています。Oxfamのフェアトレードチョコや、ノート、エコバッグなどはお友達へのおみやげになりました。

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British Red Cross/人道危機に対する支援
こちらもなかなかお洒落な品揃えでした。ここでは特にお買い物はしなかったのですが、以前友人Gillがくれた「British Red Cross」の赤い薔薇のレターセットは宝物です。

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St Michael's Hospice/緩和ケアと終末期ケアをすべてのヘレフォードシャーとその周辺の人が利用できるようサポート。この外観、どう観ても可愛い雑貨屋さんにしか見えない^ ^。団体のマークも可愛くてピンバッチを購入。

隣の州ヘレフォードの??なチャリティショップ体験
首都カーディフはさすがの品揃え

時系列的にはさかのぼりますが、ヘイ・オン・ワイへ向かう途中、バスに乗り換えたヘレフォード。(厳密に言うとウェールズじゃなくイングランド)乗り換えに少し時間があったので、ここでもお昼ごはんも食べずにチャリティショップへ。

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Chapters Charity Bookshop/母体となるのはThe Plynlimon Trustで精神障害者や他の恵まれない人たちへの支援をする団体。表においてある本は1冊40pと格安でした(2011年当時)。

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Marthe Trust Hereford/身体障害者の若者をサポートする団体のお店。こちらはかなり雑多なお店で、古着なのか新品かわからない下着も売っていたのでちょっとびっくり。今思えばいくらなんでも新品??ディスプレイもざっくばらんで、箱に無造作に入れられたお洋服たち…。とはいえお客さんで賑わっていました。ある意味すごい。宝探し感はんぱない。残念ながら乗り換え時間の関係上ヘレフォードではこの2軒しか行けなかったのですが、ヘレフォードの中心街はもう少し別の場所なので、もうちょっといろいろあったかも…。いつかリベンジしたい。

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こちらは2013年のウェールズの首都カーディフにて。光を通す半透明の屋根が明るいアーケードの中のOxfamを2軒訪れました。こちらもチャリティショップ友達 @hahiu さんに教えてもらいました。1軒目はファッショナブルなアイテムのOxfamブティック。イラストにも描いているチェリーピンクの丸襟ブラウスを購入♡もう1軒は写真のOxfam Books and Music。1階は書籍、2階はレコードやCDと商品も膨大で、とても短時間で吟味できる感じではなく、毎日通いたいくらい素敵なところでした。それにしてもウェールズの(イギリス全土かな)おばさまたちはお洒落ですよね。もちろんおじさまも。いくつになってもヴィヴィッドな服や小物を身に着けたいものです。

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こちらはカーディフ中央駅前のCancer Research UK。1軒挟んで奥にはBritish Red Crossもありました。

英国チャリティショップ巡りの旅/ロンドン郊外篇1はこちら

英国チャリティショップ巡りの旅/世界遺産の街バース篇はこちら。

英国チャリティショップ巡りの旅はまだまだ続きます♫
次はオックスフォードの予定です。

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