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強迫っぽいと言われた話

 先日、食事会で教授にこんなことを言われました。

「お前さんは強迫性神経症だよなあ」

正直すごく驚きました。それは今まで強迫はおろか、神経症とは真反対の世界で生活していたと思っていたからでした。ですが言われて落ち込んだり、ショックで立ち直れない…ってことはまったくありませんでした。

後日、教授になぜ私が強迫性神経症であると言ったのか聞いてみました。特有のクセがそのように見えたのかな、とか予想はしてましたが返ってきた言葉は私が全く予想していないものでした。

「前期のレポート提出の時に、最初だからやれるところまででいいからって俺が言ったのに対してお前、人よりも本読んで論文調べてってやってたろ。『おいおいまだ卒論提出まで一年以上あるんだぞ、そこまでやらなくていいつーの』って。そういう感じがどれ取り組むにもみえたっていうのが一番の要因かな?後はなんか、『負けず嫌い』ってより自分で自分の首を絞めてる感じだよな、お前さんは」

週に一回、たかだか15分くらいしか話さないのにここまで見抜かれてたんかい、って思いました。もちろんちゃんと診断を受けたわけではないし、あくまでも学校生活内の話だから多かれ少なかれニュアンスやらは変わってきますが、何か…そうだったのかぁ。って腑に落ちました。

強迫性神経症とは…
強迫性神経症とは、神経性障害に属するものの一つで同じことを何度も繰り返さずにはいられないような症状のことを指します。例えば、手に悪いものがついている思い(強迫観念)、それを取り除くために手を何度も何度も洗う症状(強迫行為)が代表的です。
【参考:稲富正治 図解臨床心理学 (2016) 日本文芸社】 

私にとっての不安感である強迫観念は『課題を誰よりもきちんとやらなければならないこと』であり、強迫行為が『課題に取り組むために理解を深めなければならないから手当たり次第ヒットした本や論文を読まねばならない』ということなんだろうなと咀嚼し、理解しました。

すぐ自分を崖っぷちに追い込んでしまう癖のようなものとはきっと一生同居するのかなと考えてます。すぐにこの性格が変わるとも思いませんし…
その性格の根底には私のネガティブの色濃さがあると思います。その話は次回以降に。

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