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【検証】コピーライターはコミュ力が低いのか?

今でこそ、インターネットを使ったビジネスが当たり前になってきて、ライターさんの数も多くなりました。

一昔前は
「Webライター=在宅主婦がやるもの」
という認知がありましたが、それも過去のこと。

今では多くの人に認知され、当たり前のワークスタイルとしてWebライターやコピーライターという選択があります。

在宅ワークが急速に普及したことで、世間的なイメージも変わりましたし、一気に数が増えました。

そんな中でこういった声をよく耳にします。

「あの人は性格が暗くてコミュニケーションが苦手だからライターみたいな仕事をしている」

みたいな。

これ、結構業界あるあるです。

コピーライターの場合だと企業のプロモーターやマーケターと仕事をする機会が多いのですが、そのプロモーター側の人がこういったことを言ってることが多いです。

ハッキリ断言しますが、コミュ力が低かったらコピーライターにはなれません。

だから
「ライター=コミュ力が低い」
は大いなる勘違いなんです。

だって、よくよく考えてもみてください。
ライターって言葉を使うプロですよ。

その言葉を口頭で伝えるか文章で伝えるのか違いで、仮にコミュ力が低ければ職業ライターとしては失格になります。

小説家とかなら話は別かもしれませんが、コピーライターは深い顧客ニーズの掘り起こしや、その悩みの言語化が必要です。

その過程で人間心理にも詳しくないといけません。

詳しくなるためには興味を持ったり、好きになったりすることが大前提としてあります。

何が言いたいのかというと、そもそも言語を使ったコミュニケーションが苦手な人はコピーライターとしては大成できるわけがないということです。

だから、「あの人は引っ込み思案な性格だからライターやっている」とか、「セールスが苦手だからライターをやっている」というのはただの先入観です。

具体例を紹介します。

かつてアフィリエイトビジネスが全盛だったころ、とあるプロモーターの人が有名なコピーライターに仕事のオファーをかけてました。

ちなみに僕は両者と面識がありました。

結局、仕事にはつながらなかったのですが、その後にプロモーターの人は「彼は人間関係が苦手だからああいう仕事(ライター業)をやっているんだろうね」
ってグチをこぼしていたんですね。

その一方でコピーライターさん側は自分主催で各地でビジネスを主催したり、社長としてバンバン案件を獲得したりする能力を兼ね備えていました。
もちろん、コピーライターとしても超一流です。

一緒に仕事させてもらったこともありましたが、彼から「コミュ力が低い」という印象は一切受けたことはありません。
むしろ、高かったです。

何が言いたいのかというと、まだまだ世間一般的にはライターの仕事はひとりで家に籠もってひたすら仕事をするのが好きな人がやるって先入観がありますが、それは違うっていうこと。

クライアントとの折半はもちろん、顧客にどうやって興味を持ってもらい、どう行動へと促すのかの深い行動心理への理解も必要です。

最後に、世界で最も有名なコピーライターの一人といっても過言ではない、ジョセフ・シュガーマンは対面セールスのプロでもありました。

コピーライターは営業マンのセールストークを広告文章に文章に起こす人のことです。

逆説的ですが、優れたコピーライターになりたいなら文章術を学ぶより先に、コミュニケーション力を鍛えた方が早いといっても過言でもありません。

くれぐれも「コミュ力低くてもコピーライターなら、なんとかやれるんでしょ」って変な先入観に惑わされないように注意しましょう。

ビジネスの基本は人間が相手です。

参考になりましたら。



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