「すごい」というパワーワードの魔法のメカニズム
以前、グループワークの中で、
パートナーとの対人関係の悩みで、
「すごい!」最強説、というのを、
熱く語ったことがあります。
夫婦や親子や先生とか、
濃い対人関係の悩みを改善する、最強の処方箋は、
「合コンさしすせそ」だと、いまだ信じてます(笑)
僕は、理屈抜きに、すごい、って言われるのが、
すごい、好きなのです(笑)
いい気分になります。
自分もよく言うワードのような気がします。
それで、診察室でも、
夫婦関係の悩みは、
とにかく、旦那には、なんでも、
すごい!
と言ってみましょう。
とか、よくアドバイスしていました。
これは、ネタバレでも効果があるのです。
患者さんや、スタッフにも、
「僕にも、すごい!と言うように」
と、指導するくらいでした(笑)
だって、医師-患者関係が、
この一言で改善し、いい気分になって、
結果、患者さんが受ける医療サービスの性質が向上すると思ったのです。
内科とか外科とかに受診した時も、
「やっぱり、先生って、すごいんですね」
とさり気なく言いましょう。と(笑)
職場環境も、同様ですね。
すごい、と言った、本人が、得するから。
何でも、実験、やってみてください!
・・・ところが、ですよ。
その後の報告を聴くと、
イマイチ、効果がなかった、
わざとらしいと言われた、
調子に乗られて、
余計嫌な気分になった、、
との実験結果が、多数寄せられたのです。
どうも、
おかしい、、、
悩みましたね。。。
僕の精神年齢が、5歳児レベルだから、
効果があっただけなのか、、、(笑)
でも、たしかに、
患者さんに、一度練習で僕に「先生すごい」と言ってみて、
と、言わせてみても、 ← 言わせたのか(笑)
あんまり、効果ない時、あった。
何が違うのかな。。。謎
この半年くらい、ずっと、
「すごい」というワードについて、
気になっていました。
そして、ようやく、発見しましたよ!
あー、前置きが長かった。
ここからが、今日お伝えしたいこと。
「すごい」のパワーとは、何か。
相手の話したこと、
やっていること、
相手がいてくれていることで、
自分が、
ちょっとうれしくなったこと、
びっくりしたこと、
ワクワクしたこと、
楽しくなったこと、
スッキリしたこと、
フフフってなったこと、
ちょっと感動したこと、
少し感謝したこと
それを、伝える魔法ワードが、
「すごい!」
だったのです。
日本語に翻訳するとしたら、
「あなたのそういうところに触れて、
今わたしは、なんか喜びが湧いてきたわ、
そんな自分の気持ちをシェアさせてもらうね」
ということになる。
しかし、そんな、理屈を説明していたら、
今この瞬間を逃してしまって、自分の内で消えてしまう。
そこを流さず、相手にシェアすることによって、
その瞬間を捉えて、反響現象がおこって、
幸せ度が、2倍、3倍と増えていくのだ。
その感覚に当てはめる言葉が見つからない時、
「すごい」というワードになる。
なので、効果のない「すごい」は、
相手を褒めるとか、相手の機嫌のために、
というベクトルが、用法間違いだったわけです。
自分のプチ嬉しかったこと探し、
というのが、
すごい!
の魔法のメカニズムだったんだな、
というのが、今朝の発見でした。
良ければ、みなさんも、
今日一日、自分の中のプチ喜び探し、
そして、それを相手にシェアすること、
ちょっと、やってみてください!
では、よい一日を~♫
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