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ずっと好きでいたかったんだよ【マッチングアプリ⑨】後編


単体でも読めますが、前編も読んで頂けると嬉しいです。

~前編のあらすじ~

前彼から間髪入れずに彼(このnoteでの)に連絡を再度取り付け、関係を再開した。

「良い人止まり」だった彼からあれよあれよと告白され付き合うことに。

交際3か月目。
憧れであった彼との旅行に行くが、、、。

色々あった後の、私の心持ちや行動の変化を知って頂けたらと思います。

相手の理解

私は今回の出来事が起きた理由と、
自分が悪かった点、相手の嫌だと思った点を冷静に考えていた。

かっこよく言うと、自分と相手の問題の分析である。

自分が悪いところ

・前編でも言った通り、相手の口の悪さに対しそれをため込んでしまったこと。「察してちゃん」になってしまったこと。

・相手に対する理解が乏しかったこと。
・すべての行動が疲れによりとろかったこと (笑)

相手が悪い(自分が合わないと感じてしまった)こと

・イライラをこちらに向けてくること

・こちらの気持ちお構いなしの言動、口の悪さ

例えば、、、↓

休憩前、違うアトラクションに並んでおり、

相手のイライラを鎮めようと思ったことと自分の空腹も重なり、休憩する?と聞いた際、

「列の内側で出られなくなるのがムカつくからどっちにするか早く決めてくれる?」

と言われた。

直接言われたわけではないが、私に対しイラついているように思えてしまいまた苦しくなった。

この苦しみを見逃し、心のうちに溜め続けてしまっていたのだ。



初めて彼の違う面を見て、

彼をより知らなければいけないと考えた。

それがMBTIにハマるきっかけにもなった。

彼は典型的なINTJであり、

人混みが異常に苦手であること、

私が並ぶか休憩するか意見を変えられるのが嫌いであること、

真面目な話題だとついTの真価が発揮されて理詰めになってしまうことなど。

(単純に彼の性格の部分もありますご了承ください。)

MBTIのお陰で今回のいざこざが起きた理由の辻褄合わせができた。

そして、そんな彼を受け入れることはできずとも

受け止める

ことを心に固く決めた。

その後、
嫌だったことや今後はこうしたい!

と言ったLINEを送り、

1か月後に仲直り。

恋人再スタートを切った。

恋人らしいことを沢山楽しんだ。

相手を理解することこそ愛であり悪いところも愛す。

再び安定した関係を築くことができた。



平穏が戻ったと同時に、恋人関係の一つの壁、倦怠期が訪れた。

ユニバ事件(と呼ぶ笑)から3か月、恋人としては5~6か月目のこと。

たまに電話したり、月2回会ったり、安定していた。

これが私たちの適切な距離だ!と思っていた。

何より変わったのは、恐れずに彼に伝える勇気を持てたことだ。

これまでは「彼に嫌われたらどうしよう」という思いがずっと頭の中を占めていた。

が、「嫌われたら、別れればいいや!」と気持ちが変わった。

苦しみを抱え続けながらの恋愛は長続きしない。
対等な関係であって初めて関係の土台となることを知ったからだ。


倦怠期の話に戻るが、、、。

彼の研究が忙しくなってしまい、
1日に1回返信を返してくれればよい方、
私から連絡をしなければ1~2週間、1度も連絡しないことはザラだった。

私は何か月も会えない時、毎日1回もしくは1往復LINEをしたいと望んでいたためそれを素直に伝えた。

重くならないように、「連絡こないのさびしいから、、」みたいに。

依存するのはいけないと思い、

自分で自分を満たしつつも精神面で不安になることが多くなっていた。


自分だけが悪い?

別れる1か月前。
互いに試験期間で会えない時期が続いていた。

私はその先の楽しみ(予定)があるとどんなことでも頑張れる性格なため、

彼に「ここ行きたいんだよね~」とデート場所の提案をした。

彼は「今、話す余裕が全くない。試験とか全部終わってから話そう」

と言った。

私は長電話や長文LINE等、男性が「面倒だなこいつ」と思うようなことは一切したことがない。

彼に寂しい思いを素直に伝えた時
「LINEなら遅くなる時はあるけどいつでも大丈夫」と伝えてくれていた。

LINEすらできない状況って一体何?

と、彼への不満を強めていった。


私自身、LINEは好きではない。
何週間も続けるのにうんざりすることもある。

彼も完全に放置したいわけではないことは読み取れたのでそれを受け入れていた。


連絡が全くない状態は別れる直前だけではなく、これまでも頻発していた。

私は、「受け入れる」気持ちからこのように考えが変わった。

私を放置すること自体に不満があるのではなく、

恋人関係を続けようと試みる主体性や意欲の無さに不満を感じている。

会えなかったら電話、それすら厳しいならLINEすれば良い。

相手には関係を続けようとする行動が一切見られない。

恋愛感情は無くなっていくものなのは分かるし、
恋愛を第一優先にしなくて良い。寧ろ仕事しろって思う。

しかしそれでも「互いの歩み寄り、行動」が完全に不足しているのが現状。

その時の状況の言語化。

こちらが改善を試みても、元通り。

再び別れるかどうかを考えた。


別れの決心

高校の友人にも相談した。

そんな現状でも関係を続けていくか、相手を受け入れる覚悟を持つべきか。

友人から「この先を一緒に過ごしたいと思えるか」尋ねられた。

つまるところ、結婚したいと思える相手なのか、だ。

その時出したnoteがこちら。

加えて彼は話し合いをするときに「申し訳ない」で済ませることが多く、

結婚に必要な要素「話し合いの能力」が圧倒的に欠けていることも、
別れたい気持ちを強めた。

そして。

最後の砦として、
私は再度連絡頻度について話し合いを持ちかけた。

連絡頻度の問題は話にあがっていたが、話し合いはしていなかったからだ。

会えるなら月1回か2回で良い。

会えずLINEもできないなら、できる日に10日に1回はLINEか電話をしたい。

と伝えた。そして、

接触がそれ以下になると「付き合う意味とは?」って考えてしまうよ

と素直に気持ちを伝えた。

翌日、別れようとのLINEが来、私はこの恋愛に終止符を打った。


学んだこと、自分のこと。

互いにされたら嫌なことを共有する重要性。

聞く耳を持たず、持ってるフリをして行動に移さない人は、誠実ではないということ。

自分を封じ込める恋愛は本当にうまくいかないと学んだ。

あと、自分ってこんな人間なんだと気づくことが多く自己理解が進んだ。

・嫌なのはイライラをぶつけられること。

・言葉遣いが悪いことや発する言葉に思いやりがないと嫌だということ。

言葉の「正直さ」「誠実さ」は全く別物であること。

詳しくはこちらのnoteに。


この恋愛を終えて、今思うこと。

あなたのいない人生なんて考えられない と思われるような人間に

この言葉をどう思うかは人それぞれだと思う。

私は最初「激重」だなと思っていた。

そんな人間この世にいるのかと。
いたとしてもどうせ家族ぐらいじゃないかと。

でもそんな「家族」だって、元を辿れば他人と他人の結びつき。

この恋愛が終わって、、、

今じゃなくてもいい。
数十年後でもいいからそう言ってもらえる恋人や友人を作ってこの世を終わりたいと思った。

この言葉を松っちゃんが浜ちゃんに向けて話している動画を見た。

これは「何十年もの強いつながり」が無ければこれほど思いの溢れる言葉にはならないと思う。

20代の自分がこれを言う、言われるのは早すぎるんだと。

時を重ねた先にこの言葉は響くのだと思った。

素敵な言葉だと思った。

今回の恋愛は、
あなたのとなりは私じゃない。

私がいなくたって、あなたは十分なんだな。

本当の心の内を話してくれるほど、あなたとは親密になれなかったんだな。

こんなあきらめの感情が、沢山。
出てきてしまったが故の別れだったんだなと。

初めまして。別れた時の感情。

今はもう、遠い過去だが。


花束みたいな恋をした
みたいに、未練はないがたまに相手のことを思い出して微笑む恋なのかなと思えるようになった。

相手を理解して、受け止めて、互いに不器用ながらも愛して。

でも、続かなかった、でも、楽しかった。


ずっと好きで (でも ずっと心が) 痛かったんだよ

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