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【就職】音楽の専門学校に通おうとしている、通っている方へ①【サウンドクリエイター】

【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。

僕は幼い頃からTVゲームと、そしてゲーム音楽が大好きな少年でした。

高校3年生からプロを目指して本格的にバンド活動を始め、デビューできるかどうかのタイミングでまさかの解散。
大学卒業目前にして急に将来のことを考えなくてはならない状況になりました。

その後も色んなバンド、色んな人達に出会いましたが、技術的なことも含め、約5年ずっと一緒にやってきたあのメンバーとの差はやはり埋めることはできず、それなら一人で作曲ができるように、一人で音楽で食べていけるようになればいいと考え、大学卒業後一年で、ある程度のお金を貯め、東京の専門学校に通うことに決めました。

音楽の専門学校って今でもたくさんあるとは思いますが、一番最初にイメージするのはテレビCMをしていたり、インターネットで検索をすると一番上に表示されるような大手の学校かと思われます。

僕の知る限り、大手の学校のメリットデメリットはこんな感じです。

(メリット)
・学校、環境が綺麗
・最新型の機材や設備が整っている
・音楽関係のさまざまな授業を受けることができる
・学校法人の場合は電車の定期券が学割で購入できる
・就職先も大手のゲーム会社等でその学校の卒業生の枠が確保されている

(デメリット)
・授業料が高い
・生徒数も多いため就職活動におけるライバルも多い
・サウンドクリエイターを目指すには無駄な授業が多い
・学校に通う期間が長い(2~4年)

これに対して、他の専門学校のメリットデメリットは感じです。

(メリット)
・授業料が比較的安い
・生徒数が少ないため先生に質問しやすい(付きっきりの指導も有り)
・生徒数が少ないため就職活動におけるライバルも少ない
・学校に通う期間が短い(1~2年)
・サウンドクリエイターを目指すために必要な授業のみ実施

(デメリット)
・学校、環境が綺麗かどうかの保証はない
・機材や設備等が古いままの可能性有り
・就職活動は自ら動かない限りサポートは基本的になし
・学校法人でない所が多いため、定期券が通常金額となる

ちなみに僕は後者の専門学校を選びました。
一番大きな理由は下記の項目です。

・授業料が安い
・学校に通う期間が短い(1~2年)
・サウンドクリエイターを目指すために必要な授業のみ実施


授業料が安い点について
僕は親に頼れないという前提条件がありました。
自身の貯金と奨学金(借金)を借りて専門学校に通ったので、僕と同じような状況の方はやはり授業料が安いに越したことはないと思います。
ちなみに今さらっと(  )書きにしましたが、奨学金は借金です。
正直これはもう中学生、高校生にはきちんと授業でも説明すべきだと思うんですけど、あまり奨学金を甘く見ない方が良いという点もこの機会にお伝えさせて頂きます。

学校に通う期間が短い点について
僕は大学卒業後1年間フリーターをしていたわけなので入学当時23歳だったのですが、そこからさらに2~4年通う学校だと、新卒入社で25~27歳とかになる可能性がありました。
「何かを始めるのに遅すぎることはない」という言葉がありますが、僕は正直あると思ってます(もちろん当人の努力次第で如何様にもなりますが)
これに関しては次回の記事で詳しく触れさせて頂きますが、僕の専門学校時代は平日朝から夕方まで毎日学校に行き、学校が終わればアルバイト、土日もアルバイトという生活を続けていて、一週間でちゃんとした休みというものがほとんどありませんでした。
早く社会人になって土日ゆっくり休みたいという願望もあったため、それを含めて1年制の学校に決めて良かったと思っております。

サウンドクリエイターを目指すために必要な授業について
学校をお探しの方は各学校の授業カリキュラム等をしっかり見ているとは思いますが「サウンドクリエイター」「DTMによる作曲」に特化した学校って意外と少ないんですよね。
サウンドクリエイターを目指す方にとって一番大切なことは、"音楽理論の習得""PCを用いて実際にDTM作業(作曲)をする" ことです。

サウンドクリエイターコース、作曲コースと書かれていても、授業カリキュラムの中に上記2点以外の授業がいくつも散見される学校は、個人的には避けることをオススメします。

例として企画力、レコーディングディレクション能力、プレゼンテーション能力、プロデュース能力の授業なんて入ってる学校もありますが、これらは全て現場で学べます。
また、あながち無関係とも言い切れませんが、PA関係、音響・照明関係、スタジオエンジニア系の授業等も基本的には不要です。
僕は上記の内容を学んだことは一切ありませんが、ちゃんとサウンドクリエイターとして就職することはできましたので、ご安心ください。

次に音楽理論についてですが、ゲーム音楽に限らずサウンドクリエイターを目指すには世界中のポピュラー音楽(ポップス、ロック、テクノ、民族音楽、ブルース、ジャズ、フュージョン、クラシック...etc)を学ぶ必要があります。

これらの音楽ジャンルを学べる数が多い学校ほど、得られるモノも多くなりますので、もしポピュラー音楽で学べる音楽ジャンルを聞けるのであれば、事前に学校側にお問い合わせ頂いた方が良いかと。

僕の通っていた音楽学校自体はまだ存在するものの、サウンドクリエイターコースは数年前に新規生徒の募集を終了してしまったので、この機会にご紹介できなかったことは非常に残念です。

次回もまた音楽学校について、就職について、詳しくお話できればと思います。


次のお話 → 【就職】音楽の専門学校に通おうとしている、通っている方へ②【サウンドクリエイター】

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