【売上】副業サウンドクリエイター【一年目】
【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。
会社員兼サウンドクリエイターとして活動を始めて約1年が経ちました。
今年一年間の売上状況も公表し、これから副業でサウンドクリエイター活動を始めようとしている方にとって少しでも参考になる部分があれば幸いです。
それでは自分が使ってみたサイト別に、売上とその感想をまとめていきたいと思います(全3579文字)
■BASE
販売数:0個
売上額:0円
…以上!
言い訳にしか聞こえないかも知れませんが、音楽だけでなくダウンロードコンテンツの販売には正直向いていないサイトであることに気付きました。
その理由はシステム上、スマホではダウンロードコンテンツの商品およびショップが表示されないからです。
他のサイトでも商品を実際にダウンロードする時はPCからですが、このご時世にスマホで商品が見られないのはかなり手痛いハンデとなります。
初回手数料が無料でその日からすぐに始められ、販売手数料も低いのが「BASE」最大の特徴であり、メリットでもあるのですが、それゆえにサービスは決して手厚いものとは言えません。
宣伝、商品の魅せ方など、良くも悪くも全ては自分次第といった感じです。
バンドマンの方が、CDやTシャツなどの物販をするには向いているかも知れませんが、少なくとも僕のようなサウンドクリエイターの方にはあまりオススメできません。
それゆえに一時期はショップも非公開にして、他のサイトで専属販売に切り替えたのですが、「note」と連携できることが分かってから「BASE」を再開致しました。
正直言うとこれからも売上に関しては期待しておりません。
ただ「note」上で「BASE」の商品が表示されるため、僕の記事に関する信頼性を上げる役割であったり、試聴だけでもしてもらえるキッカケになればと思って続けております。
ちなみにここだけの話、
通常であれば他サイトより「BASE」の方が消費税分お安いです(笑)
その代わり他サイトとは違って、割引セール等は実施していないため、その時の状況に応じてどちらで購入するかをお選び頂ければと思います。
■DLsite
販売数:152本
売上額:40,031 円
売上金額や売上点数は以下のグラフの通りです。
ご覧の通り、商品がひとつも売れないという月が今年はありませんでした(ホントにホントに感謝です…!)
特に1月の福袋キャンペーンで多くの方がまとめ買いをして下さって、それが売上の半分近くを占めていますね。
「DLsite」は同人(同人誌・同人ゲーム)、PCソフト(パソコンゲーム・アダルトゲーム)、電子書籍等のダウンロード販売サイトで、販売物の対象によってさまざまな部門に分けられており、デジタル同人ではその先駆けの1つとされているサイトです(国内最大手と言って良いでしょう)
初回手数料無料でその日すぐに始められるのは「BASE」と変わらないのですが、最大手ゆえのメリットと手厚いサービスがあります。
・最大手ゆえにユーザー数が多い(購入して頂ける可能性が高い)
・商品ページの作成をしてくれる(英語版サイトも含む)
・商品登録までの迅速で丁寧な対応(差し替え対応も含む)
・新作のお知らせ、割引セール等の宣伝...etc
これらを全て「DLsite」側がやって下さるので、自分のこと、作品のことを周知されやすいのが最大の魅力だと思います。
その代わりと言ってはなんですが、販売手数料はほぼ半分(販売価格が高いほど手数料は少なくなります)を「DLsite」に支払う形となっており、一部ではその「手数料が高い」という声もあります。
しかし、個人的には販売手数料を高いと思ったことはありません。
その理由はただ一つ。
「DLsiteじゃなかったら売れてなかったから」です。
年間で約40,000円の売上(月々約3,333円)という金額だけを見たら、ほとんどの方が労力に見合ってないと思われるかも知れません。
しかし、これは "半不労所得" なのです。
「DLsite」が潰れない限り、一度商品登録をしてしまえば半永久的に毎日売り続けることが可能です。
今現在、僕は2ヶ月に1回のペースで商品を出しておりますが、分母が増えれば増えるほど売上もそれに比例して増していく可能性があります(今後も最低限のクオリティーを保ちつつ、より良い作品を生み出すことが大前提ですが)
あと自分で言うのもなんですが…見ず知らずの人の音楽作品を、世の中の人(海外の方を含め)が152本も買って下さったって結構凄いことだと思いませんか??
贔屓目なしで試聴メドレーや体験版のデータを聴いて、僕の商品を買っても良いと判断して下さったわけですから。
自分の商品が売れる瞬間、この自分を "全肯定" される瞬間を味わうために僕はクリエイター活動を今後も続けると思います。
「DLsite」ではレビュー機能があるため、あとで低評価をされるとそれはそれで凹むわけですが、超大手サークルさんのめちゃくちゃ売れてる商品でも★×1とか★×2とか散見されるので、最近はあまり気にしないようになりました。
ここまで少し自慢みたいに聞こえたかも知れませんが、逆に言えばあなたの作品もめちゃくちゃ売れる可能性がありますよってことです。
僕みたいな兼業サウンドクリエイターでも一年でここまで売れたわけなので、僕の作品を聴いて「自分の方が上だ!」と思う方は絶対に僕より売れると思いますし「まだ自分の方が下だな…」と思う方はとりあえずこのレベルを目標に頑張ってみるのも良いかもしれません。
本業であれ、兼業であれ、音楽作品を販売するのであれば、まずはこの「DLsite」を僕は推します。
ただ、一度サイトを観て頂ければ分かるかと思いますが、その需要のほとんどがアダルト関連やASMR関連の商品となるため、なるべくお金を稼ぎたいという方はそれらに特化した作品を制作することをオススメします。
■note
販売数:20(17記事+サポート3件)
売上額:3,900円
今年の6月から始めた「note」ですが、こちらも「DLsite」同様にここまで反響があるとは思ってなかったので本当に驚きました。
僕の記事は主に音楽とラジオに関するものが多いのですが、時々ゲームのことや仕事のこと、自分の考え方などを書いております。
有料記事にしているのはやはり音楽とラジオに関するものです。
前者は僕がパチスロ会社のサウンドクリエイターとして培った技術や仕事で必要な考え方、専門学校で学んだことなどを書いていて、後者はラジオのお便り採用率を上げるための情報を、自身の経験談を交えて販売しております。
時々ありがたいことに読者の方から無料で書いた記事に対して「共感しました」と一言メッセージと一緒にサポートを頂いたりもします。
どんな些細なことでも世界のどこかで喜んでくれる人がいるかもしれない。
そう思うと、これからもマイペースに書き続けていきたいなって。
今となっては僕にとっても大切な場所になりつつあります。
ちなみに約半年での記事閲覧数はこちらです。
実は「note」を始める少し前にブログをやっていたのですが、そちらは全くと言って良いほど閲覧数が伸びず、それこそ労力に見合っていない、やる意味がないのではと疑っている時期でもありました。
Twitterのフォロワーさんが「note」を始めたのをきっかけに自分も挑戦してみたところ、嘘のように閲覧数が伸びていったため、ブログから完全に移行する形となりました。
「note」のユーザーはとにかく情報に対して、知識に対して貪欲であり、僕の知る限りでは果てしなくポジティブで優しい方が多いです。
ブログを始めたけど全然読んでもらえない、閲覧数が伸びないという方は僕と同じくこの「note」をオススメします。
また、ここでハッキリ言いますが、どんな専門分野の技術だろうと、些細な体験談だろうと、あなたがこれまでに得た経験という最高の情報をただただ無償で提供するのは本当にもったいないことだと思いますよ(もちろん全て無料記事でブログのように利用することも可能です)
なので(サウンド)クリエイターとして活動している方は、自身が持っている知識や技術、そして経験を「note」で売るというのも立派な副業になり得ますので、ぜひご一考くださいませ。
■最後に
以上で副業サウンドクリエイターの2020年の総括を終わらせて頂きます。
来年の目標は今年よりも売上額を上げること。
そしてもう一つ。
「信用を売る」です。
現時点では細かいことは書きませんが、来年の総括でそのお話を詳しくできるようにこれからも精進して参ります。
それでは来年も【Roadroller Sound Studio】をよろしくお願い致します。
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