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世界基準の「技術」と「クリエイティブ」を体験してきました!

【イベントレポート】/ み

先日、IEMS竹芝メディアスタジオにて、日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構の会員の方々向けに、「世界基準の『技術』と『クリエイティブ』体験」をテーマにイベントを開催いたしました。

普段は、完成した映画の検定試写(初号試写)が行われている試写室で、映画関係者以外の方が入室することはなかなかない貴重な機会です。(ROBOT社員でありながら、映画制作の部署ではない私にとっても初潜入のドキドキワクワク体験です・・・!)

まずは、第1試写室へ入室。こちらは、DCP(デジタルシネマパッケージ)と35mmフィルム上映に対応した試写室となっており、第81回米国アカデミー賞短篇アニメーション賞を受賞したROBOT作品『つみきのいえ』をDCP上映。

DCPと35mmフィルム上映対応の第1試写室


©️ROBOT
第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞『つみきのいえ』 

現在、DVDやAmazon prime video 等でも視聴できる作品ではありますが、私自身もシアターの大スクリーンで観るのは初めての経験!何度も観てストーリーも知っていながらも、このような空間で改めて鑑賞する12分は、目と耳から心に刺さる感動の大きさが段違いで、思わず涙腺決壊・・・!
上映終了後、同じくウルウルの目をした大人たちは、静かに席を立ち、隣の第2試写室へ移動するのでしたー

続いての、第2試写室。こちらは、従来より広色域・幅広いコントラストを表現するHDR映像システムのDolby Vision®(ドルビービジョン)と、天井まで聴衆を取り囲むようにスピーカーを設置し、没入感の高い音響表現を可能とするドルビーアトモスに加え、迷光(本来設計された光の経路以外に反射等によって影響する光)を極限まで低減した内装と最適な視野角にこだわったデザインで、ドルビーシネマに対応した試写室となっています。

ドルビーシネマに対応した第2試写室

こちらでは、ドルビービジョンの映像とドルビーアトモスの音響を体感できる2作品を鑑賞。
①ドルビー社 ショートアニメーション『 ESCAPE』
②カールツァイス社 映画撮影用レンズデモ映像『The Wings』
『ESCAPE』は、押し寄せる音に全身が包まれるようなドルビーアトモスの立体音響の凄みを、文字通り「体感」できる作品。一方、『The Wings』は「単焦点200mmのレンズ1本のみで撮影」という制約の中、色の使い方で豊かな表現を実現している印象の作品。
映像と音響のパワフルな技術と試写室の空間デザインが組み合わさることで、「ドルビーシネマ」独自の没入感ある至高の映像体験を、皆で共有することができました。

感想を語り合うイベント参加者

プログラムの最後、参加者からはさまざまな感想が。
「音に包まれる感覚で、没入感ある体験ができた」
「赤色一つ取っても、こんなに多彩な見え方するのか、と驚いた」
「『つみきのいえ』は観るたびに抱く想いが変わっていく。また何年後かに
 観るのが楽しみ」などなど。
それを聞いていて私は、”映画館で映画を観ることの価値”を再認識していました。映画がスマホでいつでもどこでも手のひらサイズで観られる今だからこそ、暗闇(特に今回の試写室は、通常の映画館と違って非常灯なども無く完全な暗闇!)の中で、視界いっぱいのスクリーンと身体を包む音響の世界に”没入”する「体験」は、自宅や電車の中ではできない、かけがえのないこと。
そして、今回のイベントのようにそれをみんなで「共有」することの価値!同じ時間、同じ作品をともに視聴し、その後に語り合うことで、単なる”視聴”を超えた「映像体験」に昇華するのだと感じました。

これがウワサの「トキ消費」ってヤツですかね!
なんて思いながら、今日はレディスデーだし、友達誘って映画館行こうかしらー♪  最近、映画館行ってないなーという皆さん、誰かと没入を共有する時間、いいものですよ!



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