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稼ぐスポーツ施設って⁈

【ビジネストレンド】/ ぷくぷく

これまでのスポーツ施設は単機能のため利益が出せないコストのかかる施設でした。

競技場のイメージ:国立競技場(※本文と関連はありません)著者撮影


サッカー競技場、バスケットボールコート、それぞれホームチームでの稼働時がメインとなっており、年間かなりの日数が活用されておらずその稼働を上げることが各施設悩みのタネでした。
海外のトレンドはこれをさまざまなアイデアでプロフィット施設へと変貌させています。

『クリプト・ドットコム・アリーナ(旧ステープルズセンター)』
NBAのロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ 、WNBAのロサンゼルス・スパークス、NHLのロサンゼルス・キングスの本拠地です。
NBA使用時には特殊床を氷上に置きコートとしています。
グラミー賞授賞式も開催し、スポーツ時は18,000席、コンサート時は20,000席を設置。MICE施設としても有名です。
 
『ザンクト・ヤコブ・パルク(FCバーゼル本拠地)』
スイス国内最大のサッカー競技場に、高齢者住宅(住宅のテラスから試合が観戦できる)、ショッピングモール、オフィス、アパートメント、MICE施設などを複合化しており、全収益の半分を非スタジアムで稼ぐ 公的施設のプロフィット施設化のビッグバンといえる存在です。

一方、日本でも下記のような動きが続々と出てきています。

『Fビレッジ』
日本の皆さんにおなじみ
地域社会の活性化や社会への貢献につながる“共同創造空間”として北海道日本ハムファイターズの本拠地として2023年3月30日に開業。
https://www.hkdballpark.com/
 

ジャパネットが建設する長崎スタジアムシティ
(サッカークラブ「V・ファーレン長崎」やバスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」の本拠地)はサッカースタジアムを中心にアリーナ・ホテル・商業施設・オフィスなどを設置した日本初の複合施設として発表されています。
https://www.nagasakistadiumcity.com/
 
その他、サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の拠点となる新スタジアムとイオンモールなどを一体整備。
https://www.sankei.com/article/20220331-GNGY6BFHQRMKLBNJKOQN53U2UY/

今後の多くの施設がこのような取り組みを参考にしつつ、大小さまざまな変貌を遂げていくことになるのではないでしょうか。

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