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政府が10万円をバラまいたとしても、だからと言って黙るのは絶対にやめろ

政府の緊急経済対策。以前は所得制限つきで30万円...と言っていた政府が急に方向転換。一律10万円に。

一律という方針は非常に"思い切った政策"だが、一律にした方がよいと主張してきた知識人は数多い。

そもそも、我々ベーシックインカム推進派は、一律かつ無期限に最低限度(ここはバラつきがある。)の収入を得る、という社会の方が様々な意味で"良い"のではないかと再三主張してきた。詳しくはベーシックインカムで検索を。あるいは筆者の"ベーシックインカム"というマガジンを。

ただ、"一律"でも不公平感を感じる者は当然現れる。それはある種"仕方がない"が、"最悪"は避ける事が出来る。民主主義のように。

しかしながらだからと言ってホイホイ評価してはいけない。

とにかく騒げ。騒ぐのだ。もちろん平和的に騒ぐのが望ましい。

この機会に乗じてとことん騒ぎ、ベーシックインカムの導入を本気で政治家達、国民達に考えさせなければ、せっかくの好機を失ってしまう。

この10万円一律給付を、ベーシックインカムだと勘違いしている者も多いかもしれない。

しかし、それは大きな間違いである。

先程も申し上げたように、ベーシックインカムは、"無期限"で"一律"でなければならない。

そう、無期限でなければいけないのだ。

例えばフィンランドが、数年間のBI実験をして、"やっぱやめますw"みたいな事を言ったが、それはBIではない。

ベーシック・インカムとは、個人が一定程度の生活を送るために必要とされる基本的な所得を現金給付として給付する制度。年齢や所得、資産、職業などに関係なく、国民なら誰でも毎月一定の給付金を受けられる。
ものであり、一部の人々にお金を配る、試しに1年間だけ配るというものではない。

引用元

また、ベーシックインカム推進派の西村博之氏は、

フィンランドは、突然”この実験やめます!”と政治的な理由で言い出して。僕らが言ってるベーシックインカムって、基本的にはずっと貰える事が前提なんですよ。”たまたま1年間貰えます”とかだと、それを前提に生活を組み立てる事が出来ないんですよ。なのでその、1年間だけあげますとか、一定期間だけあげますとかで、ベーシックインカムやってみました!結果はこうでした!とか言われても、いやいやそれ(本来のベーシックインカムと)ちゃうやんとしか思えないんですけど。

とも発言している。 同氏の動画

金が欲しくない、労働環境の改善もして欲しくない、今の政府、これまでの政府最高!!!!って人は騒がなくていい。

でも、そうじゃない人は今この機会に騒ぐべき。騒ぐ場所はネットでいい。それでも十分影響力がある。

そもそも日本の労働環境がヤバいって事は客観的事実でそもそも圧倒的に自明かつ何度も何度も証明されていて、また新たに証明する根拠も大量に転がっている状態だ。あとは労働者本人が主張するだけで労働環境の改善が政治によって完成される。

フランスの例を度々出すが、とりあえず騒ぐって事をすると、結局国のトップが事態を収拾する動きに出る。その結果2020年の先進国では超珍しく、人口増加率が高い上に幸福度も高いし平均労働時間も短い。収入も十分にあり、失業者等への支援も手厚い。学生への支援もだ。

それらはすべて国民が騒いだからこそ実現したものであり、でなければ獲得できるものではないのだ。

この記事を拡散しなくてもいいから、ベーシックインカム(BI)に関してや、"とにかく主張しろ"という事を自身に危害が及ばない程度に拡散しよう。未来への募金のようなものになるだろう。

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