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瀬戸内寂聴 語録

今日は、朝から頭がズキズキ痛くて薬を飲んで寝ていた。

最近の流行りの疫病の事もあってまさかと不安になるも、熱は無いようなのでイブプロフェン配合でないアンブロキソール錠を摂取した。

喉には、ずっと痰が絡んでいるような嫌な感じが続いている。

ロックダウンで誰とも接触していないはずだから。風邪であると信じたい。


大事をとって、Noteをオフにするか?いや、出来ることなら継続したい。せっかくここまで無欠席なのだ。私の飽き性三日坊主の人生において、こんなに続けて来れたのはNoteが私に書くという喜びとそれを読む皆さんからのスキをもらえた時の嬉しさの賜物だからと思う。いやぁ、自分でも信じられないほど楽しく続けられている。だから、結局ズキズキする頭をフル回転させて今日のトピックをベットで考えてしまっている自分がいるのだ。自分の頑張りに自分自身が一番驚かされる。皆さんは、どういったスタンスで書いているのかな?暇つぶしなのかな?本業にしたいのかな?でも、ここで出版が決まった方もいらっしゃるし、侮れないな~。だから私も、私のペースで進めていこう!と思う。

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本題:私には、パンチラインノートというものがあって、ここ7~8年読んだ本でここだ!と思った文をノートにじゃんじゃん書き溜めている。パンチラインというのは、ラップのリリック(歌詞)を書くときに一番のメッセージがあるバース(一節)をパンチラインと言ったりするところから付けています。

そして、今回は私が人生でどん底にいた時(結婚すると思っていた男性の浮気を発見し思い切って別れた)に読んだ瀬戸内寂聴先生の本「釈迦」からの一節をご紹介したいと思います。

人の苦しみは、煎じ詰めれば肉欲という煩悩にしぼられてしまう。肉欲の愛は喉の乾いたもの者が水を欲しがるように激しく、切なく、強い。それだからこれを渇愛と私は名づけている。渇愛は、人の理性も智慧も焼き滅ぼしてしまうほど強烈な力を持つ。人の心の平安も真の幸福もこれをなくさない限りは得られないのだ。さぁ全てを話しなさい。「世尊」
泣くがいい。心のすむまで泣くがいい。お前の苦しんだ苦しみは、ひとりの苦しみではない。人みなの受ける苦しみだ。人が苦しまねばならないのは、心に執着があるからだ。愛する者に執着する心、愛執する心が産む渇愛、これが人間の苦悩の最たるものだ。人の苦しみには生・老・病・死という避けがたい苦悩の他に、愛する者と別れねばならない愛別離苦という苦しみがある。憎悪する者に出逢わねばならぬ怨憎会苦(おんぞうえく)という苦しみもある。欲しいものが手に入らない求不得苦(ぐふとくく)という苦しみもある。人間の五体が正じる欲望に悶える苦しみもある。これを五蘊盛苦(ごうんじょうく)という。

この本に出会って、なんで私は泣いているんだろう?なんで苦しいのだろう?今まで泣きじゃくっていた自分を冷静に分析し始める事が出来た。

事が起こった時は、私は悲劇のヒロインだったのだが、よくよく掘り下げていくと、きっと私は大学と夢にのめりこみ過ぎて彼を蔑ろにしていた事や、愛情というもの自体を理解していなかったという結論に達した。

そしていかに自分の恋愛論理が破錠していたかがだんだん見えてきた。ラブラブしたり、四六時中一緒にいたり、幼稚なものに愛情を見出していたんだなと反省出来た。

以降、私は自分との対話で生きてきている。まるで僧になったかの如く、自分の幸せと喜びを大切にし始めて本当にシンプルに幸せな日々を送っている。日本の独身女性の方に焦らなくていいよと言いたい。妹に「あんたいつまでフラフラしてるつもりなのよ。もう少し真剣に結婚とか考えないわけ?」と説教じみたことを40過ぎても言われる情けない姉ですが、違うんです。私は、自由なのです。そして、自分の価値観に磨きをかけているんです。人生というものを相対的に見てるんです。だから、60代になってから急に恋に落ちるかもしれないし、一生ひとりかもしれない。でも、やりたい!って思った事をやり続けられる程幸せなことはないんです。だから、いいよどんどんやっちゃいなよ!って言ってくれる男性が現れたら私はますます幸せになります。まぁ、現実的じゃぁないと思うので期待はしてませんが、ベストフレンドは応援してくれています。40代になるという事は逆に自由が待っているんだと思います。お互いもう大人ですからね。そして、人生は自分というものを本当に理解できた時にぱっと開けていく気がします。これぞ修行ですね。

私の人生の様々な地点で寂聴先生には本当に助けられています。今悩んだり苦しんだりしている方はぜひ寂聴先生の著書を手に取ってみて下さい。きっと救われるパンチラインに出逢えると思いますよ。

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今回も20年目の1年生のマガジン記事に登校(投稿)することが出来ました。これも一重にスキを押してくださった皆様とお立ち寄り頂いた皆様のおかげです。とても励みになっています。これからも出来る限り更新していきますので、スキをお立ち寄りの際は1クリックして頂けますと筆者光栄であります。宜しくお願いいたします。

最後まで一読ありがとうございました。