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幸せになるための必須条件

この世に〝絶対〟ということはないし
幸せは受け取り方や考え方次第なので

絶対に幸せになれる!

という概念は存在しないんじゃないか?
と思っています。

しかし

「これがないと幸せにはなれないよね!」

という必須条件はあると思っていて
そこをクリアしないと
どれだけお金を稼ごうが
社会的に成功しようが

虚しい感情を埋めることはできないと思います。

ではその必須条件について
2つほど説明していきます。

人に必要とされること。

「そりゃそうだろう」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。

でも「人に必要とされる」って
めちゃくちゃ大事なことで
仕事だとか
家族、友人関係において

自分のことを必要としてくれる存在は
何よりも尊い

人間、生まれてきたからには
誰かの役に立ちたい
という欲望が必ず備わっている。

どれだけ他人に対して
「くれくれ!」
と過剰に愛を求めたり
甘えたりしても
心が満たされることは永遠になくて

むしろ他人から
お願いされる方が
心は満たされて、安定するもの。

精神科の患者さんにおいても
主治医やスタッフに対して

「あれして!これして!」
「私の言うこと聞いて!」
「私の感情に気づいて!」

などと、どれだけ求めても
たぶんずっと満たされない。

でもそういう患者さんが一言

「ありがとう」

と言われるような体験をすることで
少し心が晴れることもある。

私はそういう患者さんに対して

「どうやったら、〝ありがとう〟とこの人に言えるかな?」

と言う視点で接している。




新しい献立表を病棟のボードに貼る時に
患者さんにちょっとでも元気があれば
手伝ってもらったりする。

セロテープを切ってもらったりだとか
遠くから見てもらって
献立表が斜めになっていないかを
確認してもらったりだとか

そういう物凄く簡単なお手伝いを
お願いして
手伝ってもらったら

「ありがとう!めっちゃ助かった!!」

と心からその患者さんに感謝する。

すると患者さんは照れたりしながらも
ずっと暗い顔をしていた患者さんが
はにかんだりする。

そういうことを積み重ねていくことで
人の役に立つ経験が
自己肯定感を産み出すのだと思う。

誰かを幸せにしたいと思ったら
目の前の人を
まず必要な人だと思うこと

そしてそれを伝えることが大事なんです。

教育や子育て、部下や後輩の育成も同じで
正しいやり方や正しい知識、励ましなどで
相手を幸せに導くことはできない。

相手を必要とし
「自分はこの人に必要とされてるんだ」
と相手に思われないと
相手が満たされることはないと思います。


そして
自分自身が幸せになりたいなら
相手に必要とされる人間になること

その為に何ができるかを
考えて、行動することです。

こうすれば人から必要とされる!
みたいな答えはなかなかありませんから
相手にとって何が必要なのかを
本気で考えることを継続してみましょう☺️

サポートしていただけると相当喜びます😭