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自殺を防ぐ方法はまず知ること

今日のお昼頃
心なしかいつも以上に
みんながスマホを真剣な顔して
何かしらの文章を読んでいたように見えました。

私もその内の1人で
私のiPhoneにニュースアプリから通知が来て
三浦春馬さんが逝去されたことを知りました。

自殺と報道されていたりしますが
実際のところ本当に自殺されたのか
現時点で正式な発表がされたわけではないですが
もし自殺であるならば
このことから私たちは
自殺する人ついて
もっと知らないといけないことが
あるように思います。

自殺する人の多くはうつ状態であると言われている。

当然といえば当然なのかもしれませんが
自殺する人の約7割以上が
うつの状態であると言われています。

前回の記事にも書きましたが
うつ状態にあるということは
意識無意識に関わらず
何かしらの原因があります。

それはもう少し解像度を上げると
外的な要因と
内的な要因があります。

外的な要因は
仕事のストレス
人間関係のストレスなど
身の回りから自分に向かうものですね。

内的な要因は
そのストレスに対して
どのように受け取るか

たとえば同じ仕事のミスをしても

・やっちまった!でも誰でもミスはするし次は大丈夫だろう!
・なんでこんなミスをするんだろう…またミスをしてしまうかもしれない…なんて自分はダメなやつなんだ…

と受け取り方ひとつで
メンタルが動じないこともあれば
どんどん病むこともある。

どちらかといえば
うつ病の人の多くは
外的な要因より
内的な要因が原因で
うつ病を患っているように思います。

うつの人の「いつも」「どうせ」「みんな」

ミスをしてしまった…
いつもミスしてしまう…
どうせ自分はダメなやつなんだ…
みんな私のことを嫌ってるに決まってる…

うつ状態になりやすい人は
いくつか思考の傾向があります。

有名なのが心理学用語でいう
過度な一般化と呼ばれる
思考パターンですね。

一般化とは

あれは初めて見る動物だが
身体が大きくて、鋭い牙を持っている
あの動物は人間に危害を加えるかもしれないから
近寄らない方がいい。

のように
過去の経験から目の前のできごとを
推察するイメージですね。
人間はリスク回避の本能から
この一般化というのが
染み付いています。
そして一般化自体は生き抜く上で必要なものです。

しかし過度な一般化は
認知の歪みとも言われますが
上記のたとえを見直した時に

・本当にいつもミスしているのか?
 うまくいくこともたくさんあるのではないか。
・本当にあなたはダメな人なのか?
 今までどれだけの人の役に立ってきたか。
・本当にみんながあなたのことを嫌っていると
 言っているのか?
 自分のことを愛してくれる人は本当にいないのか?
 自分のことを支えてくれる人はいないのか?

冷静に、そして客観的に考えれば
過度に一般化していることに気がつくのですが

こういう思考の傾向があると
外的な要因が
内的な要因によって
ストレスを増幅させ
うつになるとどんどん過度な一般化を進めますから
さらにうつ症状も進んでいく

死にたいと思う人は
これからの未来が
期待できるものではないと
考える傾向にあります。

たとえ周りから見てその当人が
どんなに優秀で
お金があって
地位があって
才能にあふれているように見えても

それは周りの人が
その当人と比べた結果でしかなくて

その当人にとってそんなものは
どうでもよくなっています。


自殺を防ぐには

自分が自殺しない
周りの人を自殺させない

どちらも大変難しいことではありますし
完璧な対応策はありません。

特に周りの人を自殺させないために
できることは限られます。

ただ
うつの人には兆候があります。

・うっかりミスが増える。
・食欲がない。
・眠れていない。
・逆に寝過ぎる。
・頭や背中、腰などの原因不明の痛みがある。
・イライラする。
・飲酒量が増える。
・ため息が目立つ。

こういう変化が起きていないか
もし起きていれば
ちょっと話を聞いてみるだけでもいいです。
何も言わずに側にいてあげるだけでもいいです。

その人の心に寄り添ってみると
自殺を防ぐきっかけを
相手に与えられるかもしれません。

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