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失敗しない目標の立て方

5月も下旬になり
6月に入る頃となりました。
半分とは言わないまでも
今年も大半が過ぎてしまいました。


ところで質問ですが

今年の正月に立てた今年の目標は
どれぐらい達成していますか?

もしくは
今年の目標を覚えていますか?


5月現在まで
その目標に向かって努力されてる方もいる反面
その目標すら忘れてる人も
大勢いらっしゃるわけです。 


これは目標を立てた人の意思とか
継続力に問題があるわけではなく
目標の立て方に問題があると考えます。

今回は目標を立てるときに注意すべき
2つのポイントについて書いていきます。

ここを注意すれば
目標達成率があがるという話ですね。


ちなみに
精神科ナースの私が
なぜ目標の話をするのかというと
私たちの仕事は患者さんに対して
魚を与えるのではなく
魚の捕まえ方を教える仕事です。

患者さんが健康上の問題で入院して
退院する際に
患者さんそれぞれに対して
目標を設定します。

・再入院しない
・毎週通院することを忘れない
・薬を飲み忘れない

うつ病の人だと

・他人の言動を意識し過ぎない
・自分を責めない
・完璧主義にならない

などの目標があるわけですが
上記のような目標の立て方だと
絶対に成功しません。

なぜ成功しないのか?

それはこの2つのポイントを
押さえていないからです。

①〜しない、ではなく
 〜したい、という目標にする。
②他人の協力を得る。


①について。
例えばダイエットする時に
太らない
という目標を立てるのではなく
痩せて◯◯をしたい
と立てるのです。

理由は
否定型は目標にならないからです。

例えば
人に嫌われない。
これってどうなったら達成なのか
わからないですよね?
それなら人に好かれたい
の方が目標としてはベター。
つまり否定型はどこに向かえばいいのかが
わかりにくいんですよね。

あとダメ!と言われると
やりたくなってしまうケースがあるからですね。

遊ぶな!
と言われると遊びたくなるし

お酒を飲むな!
と言われるとお酒好きじゃなくても
飲みたくなることありません?

トイレを汚さないでください

と書かれたトイレほどどんどん汚れることが
あるそうです。

なので目標は
◯◯しない、じゃなく
◯◯したい、にすること。


②について。
「自分との約束」「他人との約束」
実は8割の人が
「他人と約束をしたらやらなきゃと思う」
と答えるらしいです。

確かに我々はどうしても
他人の目を気にする人種ですもんね。
常に人からどう思われるか考えることは
ストレスではありますが
「行動する」という意味では
程よいモチベーションにもなります。

例えば自分の行動を誰かに見てもらう
でもアリだし
一緒に何かを達成するでも良いです。

一緒に筋トレする。
読書の感想を毎週お互いにアウトプットする。


などですね。

結局のところ
それぐらい自分の意思って
全然効果ないんですよ。

依存症の人が
依存性薬物をやめるときに
強い意志を持つだけでは
絶対にやめられません。


同じようにやめる意志を持った仲間と
断酒会などの自助グループに行くことで
お互いが断酒という目標に向かって
あの人達も頑張っているのだから
一緒に頑張ろう。
と思えるようになるのです。

だから絶対に成し遂げたい目標は
誰かと共有することが大事なんですね。

目標を立てる時は
この2つのポイントに注意していくことを
オススメします。


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