他人の目を気にする人は他人の目を気にしたい人

・みんな自分のことを陰では
　悪く言っているのではないか
・自分は本当に後輩から信頼されているのだろうか
・先輩達に「使えない後輩」だと
　思われていないだろうか
・要領が悪い人だと思われたくない

など
大なり小なり他人からの評判や評価を
意識してしまうことはあると思います。

でも人生を生きづらくしている人の多くは
そういう他人の目を気にし過ぎて
不安になったり
怖くなったり
憂うつな気分になって
心が疲れてしまうわけです。

でもですね

他人の目を気にする人って
言い方を変えれば
自意識過剰なんですよね。

心の奥底では

・自分のことを高く評価してもらいたい
・後輩から信頼されたい
・先輩から「使える後輩」だと思われたい
・要領が良い人だと思われたい

という欲が本当はあるんですよ。
自分のことをもっと肯定的に
受け入れて欲しい。

もしくは
そういう風に
周りから思われるべき人間だと思っている。

そう考えているんですよね。

患者さんにも
「アイツが俺の陰口を言っている」
と訴える人もいるのですが
もちろん抱えている疾患の影響があるにせよ
自己肯定感の低さから

「本当は自分のことを見て欲しい」
「自分のことについて話していて欲しい」

という欲求の裏返しなんじゃないか？
と思うことがあります。

被害的な妄想も
元々は本人の希望の裏返しなんだと
思うんですよね。

「この病院で薬漬けにされて退院できない！」

と訴える患者さんが仮にいるとして
本気でその患者さんは
そのように思い込んでるのでしょうが
最初のきっかけはもしかしたら

「この病院で薬漬けにされたということに
　しておくことで
　自分は悪くない、悪いのは病院のせいだ！
　だから社会復帰できないんだ！
　自分は悪くない！」

と元々は自分を保つための希望だったことが
妄想に変化していったのかなーと
思うことがあります。

論文や本に書かれているか存じないので
完全に主観ですけどね。

少し話が逸れましたが
他人の評価が気になる問題の
根底にあるのは
他人から評価されたい！
なんですよね。

他人の評価を気にすることは愚かだと知る

良い評価をされたい！
と思っていたとして
本当にそれって必要かな？
と私は思うわけです。

他人の評価って変わりやすいものじゃないですか？

もし同僚の中に
自分の話を
褒めながら聞いてくれる人がいたとして

きっと好印象を持つと思うんです。

でもそんな同僚が
影で上司の悪口をずっと言っていたとしたら

「あれ？この人は二重人格かな？」

と簡単にイメージって変わりますよね。

芸能人も同じで
もし星野源さんが
今、浮気をして見つかったとしたら

世間の人からは手のひらを返したように
一気にイメージは悪くなると思います。

また不祥事を起こした芸人さんが
汗水垂らして
辛い表情を押し殺して
めっちゃ素敵な笑顔でボランティアしている姿を
もし見かけたとしたら

「本当は意外といい人なのかも」
「何かの魔がさして悪いことをついしてしまっただけかも」

と印象やイメージって
コロコロ変わるんですよね。

そんなうつろいやすい
幻のようなものに自分が振り回されるのって
馬鹿らしくないですか？

ましてや職場での評判なんて
もっと変わりやすいものですよ。

1年間ぐらい
〝デキない新人〟
と思われ続けてきた人が
仕事で少しでも先輩を助けることができた瞬間

「最近頑張ってるじゃないか！成長したな！」

と先輩から思われることって
あるんですよね。

うまくいけば評判は良くなるし
うまくいかなければ評判は下がる。

そんな一時的で
表面でしか評価されないのに
自分が振り回されるのは
ちょっと変じゃないですか？

今どう思われているか？
を周りを気にするより
今どうしたいか？
と自分に問い続ける方が
100倍幸せだと思います。

そんなわけで
他人から評価されたいという
自意識過剰な自分を捨てて
自分がどうしたいか？
と問い続けていく生活を送りましょう😉

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