病気だから成功しない、本当か？

精神科病院にはざまざまな
悩みを抱えた人が
コロナであまり外出したくないこの時期でも
通院したり
入院したりするわけです。

その中でも
よくある悩みというか
何十回も聞いたであろう悩みが
ご自身の病気が原因で
人間関係や仕事がうまくいかず
悩んでいるというものですね。

例えば
発達障害があるから

・日付などの数字の見間違えが多い。
・偏見の目で見られている、と気にしてしまう。
・自閉症スペクトラムで相手の気持ちがわからない。
・文字が読めなくてイメージができない。
・うまく世間話ができない。
・締め切りを守れない

などなど。
確かに他の人と同じようにしようと思えば
苦労することもあると思います。

が

1番の課題はそこじゃない。

物事がうまくいかない1番の理由は
自分自身への偏見ですね。

発達障害でも、成功している人は
世の中にはたくさんいらっしゃいます。

ネットで検索で出るだけでも

イチロー
米津玄師
島崎遥香
スーザン・ボイル
スティーブ・ジョブズ
栗原類
ミッツ・マングローブ
トム・クルーズ

発達障害だったのではとされる偉人

坂本竜馬⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)
織田信長⇒アスペルガー症候群
レオナルド・ダヴィンチ⇒アスペルガー症候群
トーマス・エジソン⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)
アルバート・アインシュタイン⇒アスペルガー症候群
モーツァルト⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群

など精神科圏内の障害や疾患を抱えていても
社会に多大に貢献されている方は
大勢いらっしゃいます。

逆に言えば
発達障害じゃなかったら成功するのでしょうか？

みんなと同じように生きようとするから
辛いと感じるということではないでしょうか？

関わる患者さんでも
私なんか逆立ちしても敵わない
強みをたくさん持ってらっしゃいます。

なのに
周りの人と同じように生きようとして
何かしら一部分だけができなかっただけで
自分は他人より劣っていると
勝手に拡大解釈して
自分自身に対して偏見を持って
辛いのではないでしょうか？

例えばわかりやすい例えで言えば

モデルやバスケット選手になるなら
身長が高いことが長所となるが
看護師や教員、経営者になる上では必要もないし
競艇の選手になるには短所にもなりうるわけです。

あなたの特徴が
長所なのか短所なのか
環境でどうとでも変わる。

自分では長所もわからず
やりたいことがないともし感じているならば
それはやりたいことにまだ出会ってないだけかも
しれないですし
片っ端から手を出してみるのもいいわけですよ。

あなたは病気になって価値が下がったわけじゃない。
必ずあなたを必要としてくれる人がいる。

そこに気付かず
自分の価値を下げているのは誰か？

他でもない自分自身なんですよね。

発達障害だけじゃなく
うつ病や双極性障害などの気分障害や
統合失調症、依存症であろうと
活躍できる世の中です。

辛いのは病気や障害ではなく
自分の考え方の偏りという
場合もあるよー
という話でした。