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冒険はするな

私は今日、岡本太郎さんの作品
「自分の中に毒を持て」
を自宅で読んで

「なるほどなー!!!!」

と絶叫した内容が書いてありましたので
noteで共有したいと思います。(笑)

この本は圧倒的な熱量の本で
読みながら
往復ビンタを食らっているような
錯覚に陥る本でして😂

そんなこの本の中に
とても気付かされる内容がありました。


「冒険」の前提には甘えがある

現代の小市民生活の短調さ、空しさは、一般的だ。だから束の間にもせよ、そこからの脱出を願う気持ちはわかるのだが、「冒険」では実は己自身も、社会の運命も、小ゆるぎもしない。
〜略
日常の空しさから逃げ、はみ出して、とっぴょうしもないことをやる、そんな特殊な行動や出来事を言うのではない
〜略
「危険なものに賭ける」というのは、日常の、まったく瞬間瞬間の生き方なんだ。

つまり
同じような毎日から
冒険」して新しいこと、他人と違うことを
始めることは冒険でもなんでもなくて
同じような毎日の中で
自分自身が「出る杭」となって
周りがイエスと言っている中でも
ノーを突きつけ
そのようにして自分自身を貫くと
社会からはバッシングされるが
その都度、自分自身に危機感を
感じて生きることができる。

そういうことが
書かれています。

私も2ヶ月ほど前に
新しいことにチャレンジするな
という記事の中で

新しいことに挑戦するのは
めちゃくちゃ楽なことで

今やってることに本気で取り組むことの方が
尊いし、成長につながると書きました。

岡本太郎氏は27年以上前に
その事を提唱しており
さらにそれだけでなく

「冒険」は甘えでしかなくて
気まぐれな遊びでしかない
一時的なスリルでしかない。
もちろん遊びとしての「冒険」は否定しないが
穏やかな日常の中で
自分を貫き、惰性に争い
このどうしようもない世の中の仕組みの中に
巻き込まれながらも
最後まで闘うことの重要性を説いています。

自分に筋を通す方が
新しいことを始めるなどの
カッコいい「冒険」よりも
はるかに難しいし、恐ろしいものだと

岡本太郎氏は伝えています。

毎日を本当の意味で
冒険して生きていないことに
気付かされたことが
特に私が感銘を受けた部分で

もちろん新しい事に挑戦するより
毎日同じことを
コツコツと努力することは
意識していましたが

なんでもない毎日を
本当の意味での冒険のように
その瞬間瞬間を生きていないことを
思い知らされました。

医療の世界も惰性だらけ

仕事を効率化しようとすると
どうしてもルーティン化されてしまうし
そうすることで受ける恩恵もあるのだけれど
常識を疑うべきことって
たくさんあるんですよね。

以前集中治療室に勤めていた頃は
検温(血圧、脈、体温などなど)は
2時間に1回以上やることを
ルールとして教わりました。

もちろん24時間そうなので
夜中も検温するのですが
寝ている患者さんに対しても
行わねばいけませんでした。

でもその患者さんの状態に合わせて
本当に2時間毎に検温する必要がない患者さんも
なかにはいるわけです。

ルールを優先して
真夜中も不必要に検温して
睡眠を妨げてしまうことが
本当に正しいのかどうかを
その都度自分で判断していく。

その場その場での最適解を
自分で見出していき
そんな自分を貫くことで
本当の意味での自分の人生を歩むことができる。

周りがこうだから、とか
みんなが、やっているから、で
選択をしていくことは
他人の人生を生きているようなものだなと
改めて痛感しましたね。


嫌われようが
自分を貫く冒険のような
毎日を送ります😤

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