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1時間ベンチにいて見えるスピード。

公園をぶらぶらしていたら、不自然な白い物体が見えて思わず立ち止まった。

白い大きなサギだったのだけれど、
あまりにも動かないからモノかと思った。

なんとなく池を挟んで白いやつの正面に座ったら、気づいたら1時間も経っていて、シロもピクリともしなかった。


その間にも人間は、来ては去り、去っては来てとまあ忙しい。


こう、ベンチと一体化して眺めていると、皆ゆっくりと散歩をしているようでいて、本当にゆったりとした流れの中にいる人はほとんどいない。

意識が外に向いている人は、歩くスピードがゆっくりでも「ゆっくり歩く自分」を演っているのがわかる。

「シャッターをきる自分」
「犬の散歩をする自分」

「、、、ベンチでぼーっとする自分」


ひとりだけ、ものすごくゆっくりで、でもただ遅いだけじゃなくて独特なテンポで歩く人が通って、

完全に自分のスピードの中で生きている、その集中力みたいなものがとても格好良かった。
(、、、本当にこの世の方だったのかな。。私にしか見えていなかったりして。失礼だけど、それほどまでに輪郭が際立っていた。)


もちろんシロの堂々っぷりは言うまでもなく。


■道を開けなさい。
 風のために。
 (grapefruits juiceオノ・ヨーコ)


ゾウの時間ネズミの時間、というけれど、
私はどうにも同じ人間たちのテンポについていけない。

考えることも、喋ることも、動くことも、
どうにも遅くて仕方がない。



■時間がない時間がないって言ってる人がいたから、
 試しに時間の概念を奪ってやったんだ。

 ーその人、どうなったの。

 さあ、今じゃゆっくりしてるんじゃないかな。
 あ、それも時間のうちか。
 (散歩する侵略者、、うろ覚え)



自然の摂理に逆らわず、
でも意志をもって自分のスピードで生きたいとも思う。

ひとまず、もうちょっとゆっくりしておきます。


ーーーーーー
散歩中に立ち寄ったアウトレットショップでギターを買いました。飛行機に持ち込めるようにミニサイズ。弦を変えてオイルを塗ってカポを買ったら本体よりも高くつきましたが、そしてモノが良くないと店員さんに困られましたが、仕方がない。

■いいんです。✊🏻
 私にはそれくらいで。(カルテット)

、、、いいもん。
明日は、公園かカラオケで4、5年ぶりにジャンとやろうと思います。おやすみなさい。


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