思考の熟成と脱スマホ

やはり思考と時間的リソースをスマホとSNSがどか食いするので手の届かない場所においておかなくてはならない……！

捗らない、ネタ出し

逆噴射小説ワークショップ、セカンド提出の期限が数日まで迫っているというのになーんにもアイデアが出てこない。正確には話の軸になりそうなアイデアは出たが、それをどう組み立てるのが前回いただいた指摘を汲み取った改善としてお出し出来るかがさっぱり捗らないあるさまであった。

だいたい原因はわかっていて、SNS周回とウマのやりすぎである。あと寝る時間が不安定に逆戻りしているのも良くない。

無為な一日を積み重ねるのが流石にイヤになったので、４月２５日は一念発起して一つ打開策を打つことにした。すなわち、ノースマホ外出である。

意識高い系横文字だとデジタルデトックスとかいう呼ばれ方をするが、手元にあると何かと暇つぶしと称してダラダラ意識をもってかれるのでやっぱり手元にない状態にしておくのはだいじだとおもう。

そういうわけで、今日はスマホを持たずにノートパソコンだけ持って外に出たわけだ。

途端、捗るネタ出し

スマホを持たずに外に出ると、必然的にスマホに眼を向けてた時間が結構あったことを自覚せざるをえない。というかわれながら張り付き過ぎであった。

電車で御徒町までふらりと移動し(休日の電車は首都圏だろうとスッカスカかつボッチ放浪なので不染はバッチリだ)、秋葉原に下るルートの途中でふらりとお好み焼き屋にはいる。

スマホは無いので代わりに持ってきたKindleを開き、天気のいい春先にも関わらずラブクラフト全集に眼を走らせる。冒頭は『ダゴン』から始まるが、これはあの有名な「窓に！窓に！」のセリフが出てくる、アレだ。秀麗な筆致かつくどくどしい修飾文でおどろおどろしい陰鬱な冒涜世界をねちっこく書いており、やや時代の流れを感じつつも語り継がれる作品の芯の強さを感じ入ったりもした。

で、回ってきたお好み焼きのタネをかき回して鉄板に投入するも、久しぶりだったので油をまき忘れる失態。慌てて油さして焦げ付く前に一回ひっくり返して事なきを得る。Kindleの中では座礁遭難したダゴンの語り手による、なんとも仄暗い深奥の怪異が語られていく。現実とフィクションの温度差で風邪を引きそうだ。

黒灰色の隆起帯に思考を巡らせながら、お好み焼きの焼き加減を見つつ思案しているとなんとかポツポツと話の組み立てが進んできた。ネット接続したパソコンや、スマッホんが手元にあった時にはなかった事象なので、どうにもこうにも、思考や空想はインターネットにつながっていると捗らない実感を得たのだった。

そもそもお好み焼きを食いたくなったのはタマモクロス(ウマ娘、マキバオーのモデル馬らしい)のファンアート漁っていてどれもこれもたこ焼き焼いているかお好み焼き焼いているかだったのだが。

序盤だけはなんとか書けるプロットを頭の中で組み立てたので、食う方に意識を戻してお好み焼きを平らげたのだった。

書を捨てよ、ではなくネットを捨てて外に出よう

『書を捨てよ町へ出よう』という言い回しがあったが、調べてみると題名らしい。しかしながら、人間のニューロンを刺激してくれるのは書であり、様々な刺激のようである。

逆にインターネットは体感上なんか良くない。医学的研究とかもされているっぽいがまだ研究段階なので個人的体験談にとどめさせてもらうが、やっぱわるい感じに思考がとまる感触がある。

液晶なのか、SNSのブツ切れお怒り情報なのか、それともインターネットダラダラ放浪が悪いのか、正確にどれが悪いのかはいまいちわかんないものの、スマホをお留守番させて外に出たほうが良いのは俺の場合間違いがないようだ。

まさに、ネットを捨てよ、町に出よう。であるか。
まあ紛いなりにも緊急事態宣言かつ、変異種の感染数が激増しているのは事実なので対人距離をあけて、感染対策をしっかりした上でおくゆかしくやっていこう。

戦場へ

やっぱりインターネットは時間を食ってしょうがないな！なげすてよう！インターネット！

今回は此処までだ、またな。

現在は以下の作品を連載中！

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ロボットが出てきて戦うとか提供しているぞ！

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