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雑記:文章を飲み物に例えたら

面白い文章と一口に言っても、言うなれば美味しい飲み物位ふわふわしたイメージだと考えている。

よう、兄弟。俺だ。今日も良く来てくれたな。
今日は面白い文章について考えていた事をまとめておくぞ。

面白い文章って美味しい飲み物並みにふわふわ概念

面白い文章、と一口に言ってもその形態は千差万別だ。
エッセイ、コラム、レビュー、批評、小説、などなど…一様ではないのはご理解いただけると思う。

飲み物に例えるなら、水、清涼飲料水、お茶、コーヒー、ビールに清酒などなどこれらの飲み物は美味しいが、味その物はまったく異なるといえる。同様に、文章の魅力も実は共通項こそあれ、まったくの別物だ。

さらに、各種別一つとっても水なら軟水か硬水、お茶なら紅茶緑茶玄米茶に淹れ方、コーヒーなら豆の種類から豆の炒り方水かお湯かサイフォンかなどなど……拘りだしたらキリがない。

そんな感じで、文章も一口に面白いといっても、ジャンルからアプローチ、文体から単語選びに至るまで微に入り細に入り拘りどころがあると言える。

少なくとも俺はそう考えている。

作りたい文章は酒?茶?ジュース?

文章を飲み物に例えてみると見えてくるのが、面白いと一様にいっても、文章のジャンルによって踏まえるべき点は全く異なるというところではないだろうか。

エッセイとレビューと小説では、あたかもフレーバーウォーターとジュースとビール程度には作り方が違うだろうし、同じ小説でもSF、ホラー、パルプではワイン、清酒、麦酒という感じに変わってくる。

もちろん、飲み物の大部分は水の質で良し悪しに差がつく面もあるのと同様、文章でも基礎力が問われる点はある。面白い小説を書く人物はおおむねコラムやエッセイを書いても面白いものだ。

ここで俺が大事だと考えているのが、飲み物であれば水にあたる文章の基礎力に如何なる要素を付加して特徴づけるか、というところだ。

ジャンルに寄り添った内容にするのであれば、伝統的な製法に乗っ取って作ったアルコールに例える事が出来るだろうし、あるいはベースとなるジャンルに複数の要素を混ぜ込むのであればそれはある種のカクテルめいて複雑な味わいになる。

逆に、相性の悪い素材同士をミキシングしてしまったり、あるいは製造過程にミスがあれば(アルコールの発酵過程は実にデリケートだ)腐敗してしまってとても飲めた物にはならないかもしれない。

まあ、物作りには失敗は付き物なので当然のことながら飲料であるような失敗も文章でも起きうると言えるのではなかろうか。

自分が作りたいモノにあった作り方

面白い、と一口に言っても、どのような個性を持たせるべきかは作品の方向性によって異なる事が、飲み物になぞらえる事で何となくイメージがつくようになった。

ここから、あたかもバーテンダーが客のオーダーにそってカクテルを作り上げるように、作家も提示すべき作品に組み込むべき要素を拾い上げてどの様な面白さを持たせるべきか取捨選択していく事が出来る。

しかも、作家であればオーダーを出すのはまず自分自身なので、自分の好きな要素を拾い上げてどう組み立てれば面白く仕上がるか自分で判断できる。書き上げて、一晩時間をおいて読み直す事で直すべき点も見えてくる。

こんな感じで、まず自分にとって「どのようなジャンルの作品」を出したいのか先に明確にイメージする事で、作品に持たせるべき面白さを選定する事が出来ると俺は考えている。

ちなみに、自分が酒を出すのかフレーバーウォーターを出すのかお茶を出すのか明確にせずに、闇雲に美味しいと感じる要素ばかり混ぜ込んでしまうと結果的には飲めたもんじゃない代物になってしまう事も、ある。

文章にもそういう、うっかり毒物めいたなんかになってしまう事も往々にしてあるので、そういうのを防ぐためには一人くらい査読してくれる人がいてくれるとありがたいものだ。

戦場へ

文章を飲料に例えてみると、普段ふわふわとしたおぼつかないイメージがしっかりと理解できる代物に落とし込めたと思う。

たまには、この様な異なる視点で分析してみるのもありだろう。

今回はここまでだ。またな。

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