新スーサイド・スクワッド観たりして夏が終わりそう
まあ最近の夏は9月くらいまでロスタイム引っ張るけど、やっぱ8月が終わると夏も終わりって気がする。スースクの話はネタバレも兼ねて下の方で。
セイウンスカイが俺を狂わせる
廃プレイをするとお金以上に時間が足りないので最低限のプレイをしているウマ娘だが、最近エイシンフラッシュが実装された関係でちょいと貯蓄を崩したところ何故かセイウンスカイの方が来た(その後理事長がエイシンフラッシュも連れてきてくれました)
競馬にわかでありギャンブルにはめちゃくちゃ弱い人間なので、史実を調べるとかにとどまっていますがサイゲのキャラクター構築能力はやはりヤバく大体どの娘のトレーニングをしてもチェンソーマンのデンジ君みたいになってる。マジでマジで。たすけて秋川理事長、おれこの子スキになっちゃう。
だいたいおウマの娘はトレーナーと距離感がピンきりで、遠目だったりやたらと距離感が近かったりするのだが、スカイは大体ちょっと遠目の程よい感じの距離感かと思わせておいて自担トレーナーが馬鹿にされると珍しくマジになってみせたりしてさらりと重い感じ。
とはいえ婚姻リアルタイムアタックをしてくるエイシンフラッシュには誰も追いつけないであろう。なんなんスか専属にトレーナーになった直後に両親にご挨拶って。これ以上はプログラムの脆弱性をついてイベントリストから結婚式を呼び出したりするしかないのでは?
対人戦は相変わらず適当にながしています。
新スーサイド・スクワッドはめちゃくちゃおもしろい
ガンちゃん監督が昭和の特撮がハチャメチャにだいすきなんじゃないかってのがものすごく伝わってくる後半戦だった。
悪役がたくさんやってハチャメチャやるよ!って宣伝通りなんだけど、メジャーシリーズ持ってない悪役だらけで事前に誰が生き残るとかほとんどわからないのは天災の発想だ。ヒーローは殺すと賛否轟々だが、悪役なら死んでも問題ない、ほんまか工藤?
開始5分でミッション開始して10分ぐらいでほぼ全滅するのが度肝抜かれてですね、あんだけコイツラが活躍するんですよ!ってふんいき出しておいて派手に壊滅すんですね。ちょっとやそっとの特殊能力じゃ銃弾の嵐に勝てるわけねーだろってげんじつが哀愁を誘う。
で冒頭でさらっと死闘ノルマをクリアしてから本命チームをもう一回やり直す辺り、非凡。その後の展開もダラっとしたところが無くポンポン話が進むので実に爽快。
なんだけどメインのストーリーラインはブラッド・スポートとラットキャッチャー2の他者の尊重と理解に軸を集中していて非常にわかりやすいんですね。これは正解だと思います。ただでさえトンチキな悪役だらけなので、スポットライトが多くあたるキャラが常人にとって共感出来るポイントがなさすぎると観客全員が置いてけぼりになってしまうので非常によいバランス感覚。
振り返るとブラッド・スポートの頑張りがめちゃくちゃにすごく、話の進行にメンバー管理、重大な決断から最後の交渉に至るまでバチっと決めてくれる真の男だ。そんなかっこいいヴィランの苦手なモノがネズミチャンなのも愛嬌があってとても味わい深い。
メインのキャラクターとしてもうひとりがラットキャッチャー2(ながい)で、まあネズミウィニーデッキ使いが弱いわけないですね。スタンドでハーヴェストがあまりに強いので途中退場させられたみたいなことから分かる通り非常にヤッカイな能力なんだが、本人が割と善良なほうなのでスースク世界の民はたすかった。供給の非常に少ない薄汚めの陰気なガールだけどコミュ力がすごくナナウエとも友達になっちゃう器のデカさがある。大成しそうなスゴい子だ。
そんなラットキャッチャー2のパートナーがネズミのセバスチャンだがセバスチャンとか名乗るやつは大体強キャラでありこいつもセバスチャン号を襲名するにたるスゴいネズミだった。修羅場続きの状況を全部生き残るし怪異ヒトデ怪獣にも襲いかかって生還する。つよい。
非常に力のはいったスポットライトがあたっており、彼のキュートな振る舞いは見どころの一つだろう。
ナナウエってやつは頭がサメになった鮫肌のサメマンでサラリーをもらってないのでサラリーマンではない。サメマンだ。
サメの強みの水中活動力とかはほとんどなくとんでもない耐久力とサメ牙でボリボリするのが武器のキュートなひとくいサメマン。かわいい。
生死のリアリティラインだけ割とリアルよりなスースクの中にあって、派手なダメージリアクションはだいたい彼が請け負ってて大変だ。耐久力があると見せ場のダメージ要員を沢山やらされてほんとうに大変。
書きやすいのもあってなのか、ファンアートを沢山見るぞ。かわいい。
特徴盛りすぎヴィラン枠がポルカドットマンで、こいつは家庭内虐待的に無理やり能力を盛られて管理を怠ると死ぬとかいう宿命を負わされている。
生い立ちによって歪んだ面以外はやっぱりマシな方の倫理観をしており、なんかもうとても気の毒。ヒーローになりそこなったおとこだが、最後の最後で戦う意義を見出して散っていった。おまえは間違いなくヒーローだったよ。
ダークヒーローめいたヴィラン枠でもうひとりピースメーカーって男もいて、演者の人がイヤなキャプテン・アメリカって形容してたがピッタリの表現だと思う。イカレポンチにみえて、死んでいった人間よりこれから犠牲になる人間をへらす方に舵を取れるが、人徳とかに欠けるのでヴィラン側なのはなっとく。要するに、こいつはアメリカの実利の基づく傲慢な正義の体現者だ。未視聴の人がここまで読んでるって事はないか、ネタバレOK派だとおもうので気にせずかくが、ハリウッド定番の今後の伏線ポジで主役ドラマもやるらしい。味わい深いおとこだったので喜ばしいことである。
ハーレイはレジェンドヴィランとして特に理由もなく滅茶苦茶強かったのだが、知名度の高さを逆手にとって活躍だけに絞るのは実際わざまえだ。ストーリーラインとかこれ以上用意するとごちゃつくしね!
作品全体としては、景気のいいゴアをばらまきつつ陽気な音楽でもり立て、大体メインキャラに感情移入が整った辺りでいきなり雰囲気がなんか昭和の怪奇特撮になっていく。全体的なセンスはちゃんと令和のものになりつつ、ガンちゃん監督の『こういうのが好きで、観たい!』というのがバチバチに決まっており、その上でクライマックスの世の中のクズ共がどうしようもない最悪の局面で人間としての意地を見せつけるってイカした表現につながっていく。
あんだけシッチャカメッチャカの大混戦にしておいて、最後はきれいに話がとりまとまりまるで5月の五月晴れの青空みたいなスカッとした感覚に取りまとめてくれるのも実にいい。湿っぽいところがなくまるで青春映画みたいな爽やかさでもう一度観たくなる。
総じて超B級なイカした胡乱映画なので人がしぬのと鳥がしぬのがダメな人以外は見るべき。ネズミが沢山出てきて苦手な人はウワーッってなるかもしれないが主人公もネズミが苦手である意味美味しいので覚悟出来るひとはおすすめ。
戦場へ
新スースク、すっごい楽しい映画なのでどうぞ、映画館でやってるうちにご覧になってください。
今回はココまで、またな。
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