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誰も思いつかないアイディアよりも当たり前を確実にやる

みなさんこんにちは。
今日は当たり前を確実に実行していくことが大切であるということについて考えてみたいと思います。

皆さん仕事をする中で、新しいアイディアが思いつかないなというようなことはないでしょうか。
私はコンサルティングファームに従事しているので、そういった悩みを持つことも多いですし、周りもそのような悩みを持っている人が多いです。
コンサルティングファームの仕事はクライアントが抱える悩み(抱えていることに気付いていないものも含む)に対して、対策を明らかに、実行し、クライアントに価値提供することにあります。
例えば、新規事業を立ち上げる際に、どういう領域・ターゲットが良いか、どういう企業とタッグを組めばよいかなどを考えたりします。
もちろんクライアントはそれを実現するために必死に考えている人たちなので、すでに様々なことを考え抜いていて、ある程度打ち手が見えていることが多々あります。
そんな時にコンサルタントととして、クライアントが思いつかないようなアイディアはないか、一発逆転をするような飛び道具はないかというようなことを考えたりもします。
皆さんも仕事をする中で、どうやればうまく前に進められるか、競合を一発逆転するような手はないかというようなことを考えられたケースはあるのではないでしょうか。


誰も思いつかないアイディアは思いつかない

さて、そんな中でどのように考え・行動していくことが大切なのか私なりの考えを整理したいと思います。
まず、こんなことを言うと元も子もないのですが、誰も思いつかないアイディアは誰も思いつかないと思っています。
(厳密には誰もではなく、めぐりあわせや運など、偶然が重ならないと思いつかないと思っています。)
ではどうすればよいのかということで、当たり前を確実にするということが大切だと考えています。
もちろん誰も思いつかないアイディアを考えないと、出会うことはないので、それ自体を考えることは素晴らしいと思います。
ですが、目の前のことを確実に進めることに重きを置きながら、ある程度決めた時間軸の中で考える程度に収めることが現実的だと考えています。
例えばいつも同じようなことを提案するのに自分の提案よりもAさんの提案ばかりが通るというようなときに、誰も考えつかないようなアイディアを考えていてもあまり芽は出ないと思います。
(もちろん長期目線で誰も思いつかないアイディアを考えたり世の中を抜本的にかえるというような目的で考えることはすごく価値があると思います。)

当たり前を確実にやる

ではどうするのかということですが、なぜいつもAさんの提案ばかりが通るのかを考える必要があります。
例えば、Aさんはいつも確実に成果を出すので安心感があるや、スピードが速いや、上司や他部署との関係性が良く応援してあげたいなど様々あると思います。
そんな時にそれを一発で逆転するような手はないです。
自分自身もこまめに実績を積む必要もあれば、誰もやりたがらない仕事を自ら手を挙げて確実にこなして評価してもらう、飲み会やランチなど積極的に行って人脈を広げるといった過去から大切だといわれているような当たり前のことを積み重ねて行くことが必要です。
それではAさんに差をつけれないというのであれば、それをAさん以上にやることで差をつけることができます。
また冒頭のコンサルティングの例では、新規事業を立ち上げる時にクライアントが考えていたような案に帰結することもよくあります。
それには何の価値もないのかというとそうではないと考えています。
第三者がロジカルに考えて、クライアントやクライアントの社員とも討議を重ねてそのような結論になったのであれば、クライアント社内の認識を合わせることができているので、実行に移すときに同じ目標に向かって進めていくことができます。
クライアント社内で悶々としていたものが明らかになり、会社として同じ考えになることも価値だと感じています。

まとめ

このように、誰も思いつかないアイディアを考えたいという気持ちは素晴らしいことだと考えていますが、いつもそのようなものに巡り合えることはありません。
皆さんがきっとこれが大切だよねと思うものはおそらく大切なことだと思いますので、それを誰よりもやることで成果を出していくことができますし、おそらく周りの成果を出している人はそのように活動していると思います。
アイディアだけで勝負するのではなく、当たり前をたくさん実行し、行動量で勝負することは誰にでもチャンスがあると思います。
迷ったときには誰も思いつかないアイディアを決めた時間軸の中で考え、思いつかないときには当たり前を思い切ってたくさんやることで成果を出すということにチャレンジしていただければと思います。

それではまた。

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