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西暦2020年~ゾミアと群青~

コロナの年、鬼滅の年と言われているこの1年。
世界や人々の変化を感じ、この世の中の澱みを浮き彫りにしたこの1年。

僕にとっても、特別過ぎる1年だった。

前年度は中途半端に強制終了し、転勤。
そしてコロナ対応に休職。

正直、自分が何をしたのかとかあんまり分かっていない。
どうするべきだったのかも分からない。

でも休んでよかったと思っている。

自分に言い訳しながらも、迷い揺れながらも、いろいろ考えた。
いろいろな人に甘え、でも結局自分勝手に行動しながら考えた。

自分の気持ちとリンクした「ブルーピリオド」という漫画がある。
高校生が東芸大を目指し、成長していく物語だ。
高校生の話で、自分を見つけていく青臭い話なのに、40手前の今の自分にぴったりはまった。

「好きなものを好きということ」

これがどれだけ自分を阻んできたか。どれだけ難しかったか。
この漫画をモチーフにしたYOASOBIの「群青」という歌を今はヘビロテしている。

この年で…、いい大人が…、自分の中での葛藤もあったけれど、でもその考え方すら脱ぎ捨てたいと思った。

大人になりきれない自分も、世間から外れた自分も、逆に合わせようとする自分も、どんな価値観も周囲に操られない自分でいたい。

休職中に読んだ本で出てきた、「ゾミア」という言葉が僕の中でずっと残っている。

ゾミアとは東南アジア大陸部の5か国と中国の四省を含む広大な丘陵地帯を指す新名称で、そこに暮らす人々は脱国家的生活をしている。

あぁ、僕はゾミアでいいんだ。と思った。
もちろんこの生活をしている以上は、物理的に離脱することは難しいけれど、精神的ゾミアでいることはできる。

ただ単に自分が救われる言葉にすがっているだけなのかもしれないけれど、休職してみて気づくことも多かった。

あの狭いちっぽけな学校という空間に1日の大半を封じられていてはもったいない。

世間はこんなにも動いていること。
人によって、必要な時間は違うこと。
自分の生き方や親、人との関わり方。

自分の欠けている部分、こうなってしまった理由、原因、生き方…
どれだけ考えても、何も見つからず、結局何一つ変わってはしないのかもれないけれど、少し周りの人のことを思い、自分はこうありたいと強く思えるようになった。

1年の終わりとは言え、所詮は連続した時間の一部。
また明日は来て、僕は老いていく。
でも、幸せかは分からないけど、人間らしく自分らしくなりたい。

これからもずっと考え続けるんやろな、ゆっくりいこう。

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