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やるとわかる、そのすごさ。新商品『ピーナツクイーン』づくりにチャレンジして来ました。

ピーナツを一粒も無駄にしないプロジェクトがはじまってから、はや1年が経過しました。その中で、取り組めていることもあり、まだまだ進まないこともあり。

『課題が残るなぁ。』

言葉にすると、改めて自分のチカラのなさを感じつつも、一歩一歩進めていることもあり。と、自分と向き合いながら、この秋の収穫体験などに向かっていきたいと考えています。

そんな自分の反省などはさておき。今年の春にオープンしたピーナツファクトリーで製造している、ピーナツクイーンの製造体験に行ってきました。見るだけ聞くだけだと簡単に感じてしまうことも、いざやってみるとその難しさを肌でビンビン感じることに。

その模様を今回は、お伝えしていきたいと思います。

何種類の図形を作り上げるのか。

まずピーナツファクトリーで製造している、ピーナツクイーンというのがどういったものなのか知らない方に、少しだけご紹介していきます。

出来上がりのピーナツクイーンのイメージ。

見てわかるように、中にはキャラメルに包まれたピーナツとクルミ。それを丁寧に包み込むかのように、程よい厚さに仕上げられた生地。仕上がったものを口にすると、『サクッ』とした食感の中に感じる香ばしさと甘さ。さらには、カリッとしたクルミとピーナツの組み合わせが、なんとも贅沢に仕上がっているのがピーナツクイーンです。

一度、つくって見るとやたらとその大変さを体感するので、気持ちの入り方も違ってきますね。今後は、その気持ちをしっかりとお客様に伝えられるように、表現を工夫改善していきます。

今回このピーナツクイーンの、生地作り、キャラメルづくり、カットを体験させていただきましたが、生地づくりから既に四苦八苦。

『ボンッ!』

と目の前の作業台に置かれた一個の球体。これが生地だというのです。

球体の生地をコネはじめるところ。

球体になった生地は冷蔵保存されているので、ゴム手から伝わってくる温度はやたらと冷たい。まだ夏だから心地よいが、これが冬だと手が悴んでしまう可能性すらある。そう思いながらコネコネし始めていきました。

この球体からまずは、円柱状をめざす。円柱にするにも意識し続けなければいけないのは『素早く』である。確かに先ほど冷たかった生地も、手の温度が伝わっていくと若干『ジワッ』となっていくのが、手でも目でも確認でき始める。

わかっている事でも、目の当たりにするとこれがまた焦りに代わり、『早くコネなきゃ、早くコネなきゃ』と体が火照る感じもあるから、またそれが生地に伝わってしまうのではないかという、更なる焦りを加えてくる。

手慣れている方には、見慣れた風景かもしれないが、この刻々と感じる数秒の変化に落ち着いてできるのには、経験でしかないのだろう。と改めて感じながらも、焦ってコネ続けていきました。

Twitterでも紹介させていただいておりますが、円柱状に伸ばした後は一度はやってみたい伸ばし棒でグルグル伸ばして生地を伸ばしていく。これがただ単に伸ばすのではなく、円柱状にした生地を伸ばし棒でポンポン…と叩きながら、さらに伸ばしそしてグルグルしていく。

このグルグルもただひたすらグルグルするのではなく、まずは正方形を意識していく。そして『正方形になったかなぁ』というところで、今度は縦と横の位置を変えるため、90度回転させる。

その一連の作業中合間合間に、小麦粉をかけながら引っ付かないように、意識しながらポンポン、グルグルしていく。

こうしてポンポン、グルグル、何種もの図形に成形しながら引き伸ばし、一枚の生地を作り上げていく。この生地を作り上げるのにも、さらに早さを意識をしていく。ここに時間をかけすぎてしまうと、後の工程が進まなくなってしまう。

ピーナツクイーン。

出来上がりの大きさは、もしかしたら小さくも感じてしまうかもしれないが、ここに辿り着くまでには幾度となくチャレンジをし、失敗を繰り返し積み上げてきたものを感じました。

だって。生地だけで上手くできないんだから。

今回は、ひとまず生地づくりに関してお伝えしてきました。次回は、中のキャラメルづくりのところを紹介して行けたらと思います。

引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

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