見出し画像

『BISビブリオバトル部』シリーズ③&④(+オマケ)まとめてレビュー

画像2

東京創元社から出ている『BISビブリオバトル部シリーズ』の3巻目と4巻目一挙レビュー(+おまけ)です。

3巻目はこれ、

『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』

(表紙がまるで最終回みたいですがこっちが3巻です)

4巻目は

『君の知らない方程式 BISビブリオバトル部』

こちら。もちろんどちらも著者は山本弘さんです。

―――

実は3巻目はレビューしようか迷ったんですよねぇ。もちろん面白いことは面白いのですけど、ミステリ仕立てになっていて、1~2巻とは微妙に雰囲気がちがいます。まあ、その雰囲気の違いもネタになっているので、詳しく書くとそれすらネタバレになってしまう危険がある本なのですw
冒頭、100頁ぐらいある番外編で主人公の空(そら)ちゃんの夏コミケ初体験騒動が語られています。てっきり毎巻頭にあるプロローグなのかと勘違いして「長いプロローグですねー」って思いながら読んでいたら、『空の夏休み』が終わった後から『プロローグ』という章が出てきてのけぞりました。プロローグのさらに前日譚だったようです。(時系列はつながっているし、本編の中でもその話題に触れているので本編前に読んでおいたほうが良い番外編ではあります)

内容のほうは上に書いたようにネタバレになりそうなので今回は伏せておきます。なんせミステリー回なので、最期に「えええーっ!?」ってなると思いますよん♪

で、つながりと言えばこの3巻目は(ちゃんと巻ごとに終わってますけど)4巻目のキーになるエピソードが入ってますので、やっぱり3巻を読んでから4巻目を読んでほしいところです。

このシリーズ、困ったことに単行本のタイトルや表紙を見ただけだと、知らないとどういう順番になっているかわからないんですよね。出版社さんもそう考えたのか、文庫版では「BISビブリオバトル部」の後ろに数字が入ってわかるようになってますね。

あ、今見たらこの文庫版のほう、1巻目は上下巻ともにKindle版はUnlimitedで読み放題対応になってますね! アンリミ会員の方はぜひ読んでください。おすすめですよー♪

さて、それで4巻目なのですが、ここで注意です。
4巻目をすぐに読むのではなく、まず、

・トム・ゴドウィン『冷たい方程式』
・伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』

は、先に読んでおいた方がいいです。

あと、できれば『冷たい方程式』のトム・ゴドウィンの『宇宙のサバイバル戦争』も。(トム・ゴドウィンって『冷たい方程式』以外全然知りませんでしたけれどこういうのも書いてたんですね……)

かつて1巻目で空ちゃんがビブリオバトル部の部長にこっぴどく「ネタバレはするな」と言われて懲りていたはずなのに、空ちゃんと著者の山本さん、どうどうと本編の中でお話のラストまでしっかりネタバレしてくれちゃっています。うーんー、そりゃあキャラの心理を語るのにこの話題は必須だったかもしれませんけれど……。どちらも有名だからみんな読んだことあるだろうってことかもしれませんけれど……。
『俺妹』と『冷たい方程式』の両方を読んだことある人ってけっこう少ない気がしますよー。現に私は『冷たい…』のほうはラストまで知ってましたが、『俺妹』はアニメも見れていませんし本も読んだことなかったので、ここで内容が語られているところを読んでしまって良いものか、飛ばしたほうが良いのかめっちゃ悩みましたもん……。けっきょく読んでしまいましたけど、こんな面白そうな話なら、ネタバレする前に新鮮な気持ちで『俺妹』読みたかったなあと思っちゃいましたもん。
まさに1巻目で部長が苦言を呈していたエピソードそのままの心境です。

もちろん、3巻目以上にハラハラドキドキでラストにはグッときましたんで良い本だとは思うのですが、↑のネタバレだけは、これから読まれる皆さんにご注意なのです。『俺妹』をすでに知っている方には当然手放しでおすすめできます。おもしろいですよー☆

ところで、1巻目の時にも書きましたがこの山本弘さん、この本を書かれた後に脳梗塞で倒れ、現在闘病生活をされておられるとのこと。

こちらにあるように本当に大変な状況の中で、このBISビブリオバトル部シリーズの完結編の『夢は光年の彼方に』が、東京創元社のWebサイトで連載されています。

闘病記では第1話を出したままストップしていると書かれていましたが、いまのところ第3話まで連載されていますね。続き書けたんだ! やった!(∩´∀`)∩☆
ファン的にはめっちゃうれしいのですが、健康がなにしろ最優先です。ゆっくりで良いのでご無理のないようにしていただきたいものです。

あ、そうそう、この連載、Webページで読むとこれまたすごいですよ。縦書きビューワになっているので読みやすいってだけでなく、

画像1

↑みたいな文章のなかに青いハイパーリンクが混ざってます。クリックするとそれぞれアマゾンのページが! それも特にアフィリエイトも入ってないし、創元社の物でもない本がどんどん出ます。驚きです。出版社的にこんなんありなんでしょうか?w (それにしてもマニアックな本たちです。ここにある『ロストワールド』の竹本泉さん表紙版なんてすごくほしくなりましたよ!(Amazonみたらプレミアついちゃってるけど!><))

この連載はやっぱり4巻目を読み終わってから読んだ方が良いですから、まず今までのを全部(『冷たい…』と『俺妹』ももちろん)読んでから、ゆっくりWeb版をおたのしみください。(せっかちな私は3話目以降が気になってたまりません!>< が、山本先生のお身体を考えるとせっつくわけにいかないしうわーん><)

もいっちょオマケ情報になりますが、AmazonがやっているオーディブルというオーディオブックにもこのBISビブリオバトル部シリーズが入っていまっす。いまのところこの、

1巻目と2巻目です。オーディブルは最初無料でおためしに聞けるようなのでちょろっと聞いてみましたら、朗読されている声優さんの浅井 晴美さんがうまいのなんの! めっちゃ聴きごたえあります。全キャラちゃんと語り分けされていて、本当に一人で語られているのか信じられないほど。声優さんってすごいんですねえ。文章でも泣きましたけど、音声で聞きなおして改めて感動してぼろぼろ泣いちゃいましたよ! オーディブル、(というか声優さんの力って)良いですね! 会員になっちゃおうかな?w

―――

最期にあらためて、こちらは1巻目の私のレビュー

こちらは2巻目になります

(私のは)どれもネタバレナシです、安心してお楽しみくださいw

―――


この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費にさせていただきます!感謝!,,Ծ‸Ծ,,

やったー!☆
4
いつもぼんやり、ぐるぐるしています。午前中はたいてい寝ています。

こちらでもピックアップされています

らせんの本棚⑥
らせんの本棚⑥
  • 56本

SF、ファンタジー、実用書からマンガ、画集、絵本などなど、アトランダムに紹介するレビュー集。神楽坂らせんが読んで「グッ!」と来た本を不定期に紹介していきます。もちろんネタバレはなしの方針でやっていますからご安心を。紹介している本を読む前に読んでOK! その本に興味をもっていただければ幸せです♪ すでに読んだことのある方でも「そうそう!」と喜んでもらえるような、そんな書き方を心がけています。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。