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言葉の誤りについて思うこと

言い間違い、書き間違いには日々気を付けているつもりだ。
と、ここまで書いたところで少々考える。

果たして「言い間違え/言い間違い」「書き間違え/書き間違い」のどちらが正しいのだろうか。

NHK放送文化研究所のウェブサイトによれば、
『…名詞の形になると、どんな場合でも「間違え」より「間違い」のほうが多く使われるようです(例「[間違い/間違え]を見つけた」)。』
だそうだ。
明確にどちらが「まちがい」、ということではないようである。

気を付けてはいるつもりだが、僕も日々多くの間違いを起こしながら発言や発信をしているのだと思う。

そのあたりを綺麗に棚に上げて書くが、勤務先の社内メールで目に余る表現がこのところ多い。

日常的に目の当たりにするのが、宛名に書かれている「〇〇部長様」「○○社長様」「各位様」といった過剰なまでの敬称。

「正しくはこうだ!」という知識を披露したいわけではないのでここでは省略するが、やはり見ていて少々恥ずかしい。
(なぜ恥ずかしいのかピンと来ない方は、Google先生に質問し明日からこっそりと直すことをお勧めする)

きっと繁華街で「シャチョウサン」と言われ気を良くした人が書き始めたのが諸悪の根源であると思う。

上役の人間までもが平気でこんなことを書いているから目も当てられない。
上役だから気軽に指摘も出来ない。
「〇〇部長」「○○社長」「各位」と書いている僕のメールを見た彼らは、「呼び捨てにするんじゃない!礼儀がなっとらん!けしからん!」と思っているのだろう。
どこか適当なタイミングで適度なバチが当たればいいと思う。

言い間違いで言えば「雰囲気」。
少なからず「ふいんき」と言っている人に遭遇する。
どうか少し立ち止まって漢字をバラして読んで欲しい。
「雰(ふん)囲(い)気(き)」であることは明白である。
一生漢字変換出来ずに困ればいい、などとも思ったが、彼らはきっと予測変換の助けにより今後も平和に生き永らえるに違いない。
僕の負けである。

文章を読む、人と話すことが好きな僕としては、不必要なストレスを抱えずに他人とのコミュニケーションをとっていきたいと願う日々である。
あ…。
「コ【ミニュ】ケーション」も多発しているが、「コ【ミュニ】ケーションな!」
と週に1度は心の中で叫んだりもしている。

そうそう、これは偏見であることを前置きした上で…
前者を使用する人に限って、「飲【みニ】ケーションは大事だよ!」
などと豪語したりしている。
その理屈で言うならば、「飲【みニュ】ケーション」じゃないのか。
整合性はどこへ置いてきたのだ。
大体、飲みニケーションって何だ。
上手いこと言ってるつもりか。
必要な酒席には賛成するが、学ぶべきものを持たない上司との酒席など、ただの苦行である。
耳障りの良い言葉を使って人生に不必要な時間を費やさせるのは金輪際辞めて頂きたい。
僕は騙されない。
(失礼、溜まっていたストレスをさらけ出してしまいました)

重複するが(ちょうふく/じゅうふく…については後者も一般化してきているらしいので、あえて目くじらを立てたりはしないが。)、僕も完璧な日本語を操れるという自負があるわけではない。
僕の文章にもきっと不具合はあるはずだ。

お気づきの方がいれば是非指摘を頂きたい。
…反省の上こっそり直します。

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