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【セクハラ】お節料理の意味は結構ヤバい件について。子孫繁栄?まめに働く?【パワハラ】


お節料理にはそれぞれ意味があるのを知っていますか?
お正月番組とかで、さも正しいかのように説明されていますが、本当に現代に即しているのでしょうか?

おせちの現代版解釈

黒豆

黒豆に関する「まめまめしく働く」という意味は、現代社会における過剰労働の問題、いわゆる「社畜」の奨励、あるいはコンプライアンス違反などの社会問題に結びつけることができます。これは、働き方や労働環境に関する現代の議論と非常に密接に関連しています。
黒豆的な会社はまさに「ブラック」なので、近づかないようにしましょう!

数の子、さといも、ごぼう

数の子の「子孫繁栄」や里芋の「親から子への繁栄」、そして牛蒡の「代々続く」という意味は、昔ながらの価値観です。
しかし、これらの価値観が現代社会の多様なライフスタイルや価値観と必ずしも一致しません。

例えば、独身者や子供を持たない選択をする家庭にとって、子孫繁栄を意味する食材は古い価値観を押し付けられていると感じる可能性があります。このような伝統的な意味合いが、現代の多様な生き方や価値観に対するハラスメントと捉えられることがあると思います。

正月、実家に帰ったときの親のハラスメント発言の定番である
「結婚はまだなの?」
「子供はまだ?」
を正当化する料理です。

ぶり

ぶりは「出世魚」として知られ、成長するにつれて名前が変わることから出世や昇進の象徴とされてきました。
同様に、八つ頭(たこ)は「組織の頭(あたま)となって出世する」という意味を持っています。
これらの象徴はかつては、終身雇用や一つの組織内での昇進を目指す文化を反映していたと言えます。

しかし、現代の労働環境は大きく変化しています。
終身雇用制度は徐々に減少し、キャリアパスは以前よりも多様化しています。多くの人々が転職を繰り返し、異なる組織や業界で経験を積むことが一般的になっています。この変化は、一つの会社や組織内での出世だけを目指すという考え方が、もはや現代社会において唯一の成功の形ではないので時代遅れかもしれません。

海老

お節料理の中で海老が持つ「背中が丸くなるまで長生き」という意味です。伝統的に、海老はその曲がった形から長寿を象徴するとされてきましたが、これを骨粗しょう症などの健康問題に結び付けることは、一面的なステレオタイプやバイアスに基づく見方です。
現代の医学と健康意識の高まりにより、多くの高齢者は健康的に長生きしていますので、背中が曲がっているというのは偏見です。

ということを考えた正月でした。
みなさん、今年もよろしくおねがいします。

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