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他者といい関係を築く方法【7つの習慣④-1】

今日から7つの習慣の後半
「公的成功」に入っていきます。

自分だけの成功…ではなく
他者とともに成功する…というのが
「公的成功」です

公的成功のためには
人間関係の問題を
乗り越えていく必要があります。

人間関係の問題は
人の抱える問題の中で
ポピュラーなものです。

きっと、これを読んでいる人の中にも
「人間関係」を改善したい
そう思っている人がいるでしょう。

どうしたら
他者とうまくやっていけるか

どうしたら
他の人と力を合わせて
よりよい成果をだせるのか

そのために必要なものとして
説明されているのが
第4~第6の習慣
なんです。

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Kindle位置No.1217

7つの習慣の説明の最初に
説明される図です。

これを見てもらえばわかる通り
第4~6の習慣が
「公的成功」のための習慣です。

他人とうまくやっていく
力を合わせて大きな成果を出す
ということに繋がります。

もう一つ、この図で
よく見て欲しいことがあります。

公的成功は「自立」の上にある
ということです。

第1~第3の習慣は
私的成功することで
依存状態から、自立状態に
なるための習慣でした。

そして…

「自立」が先、公的成功は後

というのが今日の話になります。

公的成功の話の最初の部分に
こう書かれています。

ここからは公的成功の領域に入っていく。だがその前に、本当の意味での「自立」という土台があって初めて効果的な「相互依存」が築けるということを、心に留めておいてほしい。
(中略)
まずは自分に打ち克って成功していなければ、他者との関係において、公的成功を収めることはできない。

Kindle位置No.3805

自立が先、公的成功は後

…という話が書かれています。

ここ1か所に限らず
何度も繰り返し述べられているんです。

その位大事なことだ、というわけです。

もう一か所、同じようなことが
述べられている部分を紹介します。

 根のない木に実はつかない。これは原則であり、ものには順序がある。私的成功は、公的成功に先立つ。自分を律し、自制することが、他者との良好な関係を築く土台になる。
 自分を好きにならなくては他者を好きにはなれない、と言う人もいる。たしかに一理あると思う。しかしまず自分自身を知り、自分を律し、コントロールできなければ、自分を好きになることはとても難しい好きになれたとしても、短期間で消えてしまう上辺だけの思い込みにすぎない。
 自分をコントロールできている人、本当の意味で自立している人だけが、真の自尊心を持つことができる。それは、第1、第2、第3の習慣の領域である相互依存は、自立を達成した人間にしかできない選択である。本当の意味で自立した人間になる努力をせずに、人間関係のスキルだけを磨くのは愚かなことだ。そういったスキルを使い試してみることはできるだろう。環境や条件が良ければ、ある程度はうまくいくかもしれない。しかし、困難なことは必ず起こる。そうしたとき、すべての土台が崩れてしまい、保つことができなくなるだろう。
 人間関係を築くときにもっとも大切なのは、あなたが何を言うか、どう行動するかではない。あなたがどういう人間かということだ。

Kindle位置No.3837

よく言われることの一つ
「自分を好きになれないと
 他者を好きになることもできない」
に対する答えが示されています。

これには『一理ある』と言いつつも
実は「自分を好きになる」の前段階に
「自立」がある
というわけです。

ただ、「自立」無しでも
自分のことを好きになれてしまうケース
(偶然の成功などで)がある
といいます。

しかし、それは長続きしません。
短期間で消える、うわべだけのモノだ
というわけです。


他者との人間関係についても
同じようなことが言えます。

自立することなく
人間関係のスキルだけを磨いても
効果を発揮することはある
わけです

ですが、困難が発生した時
自立を達成していない人では
その人間関係を維持することはできません。


そして、最も大事なことが
引用部の最後のところです。

 人間関係を築くときにもっとも大切なのは、あなたが何を言うか、どう行動するかではない。あなたがどういう人間かということだ。

まさに7つの習慣のサブタイトルになっている
『人格主義』を表している言葉です。

まず、自分がどう「ある」か

他者との関係を良くしようと
考えるのは、その後…というわけです。

まとめ

公的成功の土台は自立

自立に達することなく
人間関係のスキルだけを身につけ
仮にうまくいっても
それは一時的なものにすぎない

何を言うか、何をするか、ではなく
あなたがどういう人間か が
最も大切である



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