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ナルシストは、実は自己嫌悪している【生きる技法】

こんにちは、らるです。

ときおり居ますよね
自分が大好き…なように見える人

全身をブランドで固めたり

有名大学を出で有名企業に入り
高所得を得ている自分を誇っていたり

鍛え上げた体を自ら見て
うっとりしたり…

実はこうしたナルシシズム=自己愛
「自己嫌悪」からきているんです。

今日も、こちらの本から
話をしていきます。


自己嫌悪とは?

自己嫌悪とは、自分自身を自分自身としてそのまま受け入れることができない状態です。そして、自分のあるべき姿を思い描き、自分がそれとズレていることに嫌悪感や罪悪感を抱くのです。

P62

自己嫌悪…というのは
そのままの自分を受け容れられない状態
です。

自分の中で
こうあるべき…という像があって
「このままの私じゃだめだ」

と思ってしまう状態ですね。

自分のことが嫌いな状態は
とてもつらいものです。

嫌いな人からは逃げたい…と思うものですが
その相手が自分では、逃げようがありません。

ですから、なんとかして
「自分の中のあるべき姿」に
自分を無理やりにでも一致させに行く…

それが外見であったり
学歴、収入のような
ステータスであったりするわけです。

しかしこれは、一種の偽装にすぎません

【命題3-2】★自己愛とは、自己嫌悪を埋め合せるために偽装することである

P63

ということなんです。


「自分のあるべき姿」はどこから来た?

自己嫌悪の原因になっている
「自分のあるべき姿」
というのがどこから来たか

これが今回の話の中で
私が最も興味深かった部分です。

実は、この「あるべき姿」の像というのは…

自分とは異なる像を自分の像として、誰かに押し付けられていることから生じますその上、押し付けられているという事実を、自ら隠蔽するのです。こうやって押し付けられた像があるべき姿となり、それとズレた自分の姿を嫌うのが自己嫌悪です。

P62 

実は、自己嫌悪の原因は
誰かに押し付けられたもの

だったんです。

この話は、赤ちゃんや小さい子供を
思い浮かべれば分かる
と思います。

赤ちゃんは、
泣きわめこうが
おしっこやうんちをもらそうが
誰かに迷惑をかけようが
全く自己嫌悪なんてしませんよね。

小さい子供もそうです。
好きなように歩き回り、走り回り
あらゆるものを口にくわえ
わめきちらし
時には転んでけがをしたりしますが
自己嫌悪なんてしません。

これが、成長していく中で
自己嫌悪をするようになっていきます

なぜかというと
誰か(例えば、親、先生、学校クラスの人たち)が
あるべき姿の像を押し付けてくるから

なんです。

そして、いつの間にか
自分自身でも「押し付けられたことを忘れて」
しまっている…というのが厄介なところ
なんです。


自分のことが嫌い

あるいは

見た目がしっかりカッコいいから
しっかりお金を稼げているから
全身をブランドで飾れているから
…といったような
ステータスを通してでないと
自分を好きでいられない

という人は、まず
その「あるべき姿」というのが
外から押し付けられたものだった
ということに気づく
必要があります。

自己嫌悪をせず、
ありのままの自分を愛せるようになるには、
そこがスタート地点になるんです。

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