見出し画像

スピーキング強化、3週間やってみた。勘違いからの脱出!|タイ語とわたし-2

タイ語とわたしシリーズ
ここ3週間、とてもフレッシュな気持ちでタイ語と向き合ってる。

周りのタイ人は私の変なタイ語をくみ取ってくれるし、タイ語が堪能な外国人に合う機会もあまりない。「私って意外とタイ語がペラペラなんじゃ?」と勘違いをしやすい生活環境で過ごしていた。。。

会話力を鍛えるvoice room機能

陽ざしが眩しい。チャトチャック公園

Hello Talk 内にvoice roomができてから3週間ほどが経った。

以前から外国語を学習する人が集うアプリ "Hello Talk" を使っていた。メインの使い方は、タイ語で書いた文章を添削してもらったり、日本語の添削してあげること。

(出会い系のように使いたい人も少し存在するため、変な人の相手はしない・迷惑勢にはブロック機能を駆使するなど、少々心を鬼にする必要がある)

今回、そのアプリに新しい機能voice roomができ、リアルタイムでの会話を楽しむことができるようになった。(Club houseのハロートーク版のようなもの)

様々な部屋があるので、自分の用途に合う部屋を選ぶ必要はあるが、勇気をもって「オンステージ」を押せば話に加わることができる。そこまで閉鎖的な雰囲気はないように感じた。

自分の欠点が浮き彫りになる

voice roomはこれまでの「意外と話せるんじゃないか?」を粉々にしてくれる機能だった。そして自身の実力と向き合っては "どこまでプライドを捨てることができるか" 、"どこまで謙虚に学べるか"、を再度心に刻むきっかけをくれた。

マンゴスチンの季節がきた。美味しい

具体的には、圧倒的な語彙力不足。しかも、言葉で表せない程にひどいものだな、と。ネイティブスピーカーの会話を聞いて6割7割は理解できると勘違いしていたのは、知らない単語をごくごく自然に推測しているだけだった。
あぁ、直視するのと辛い・・・

人との繋がりと勉強と

複数人のネイティブ会話でトレーニング

一対一で話す場合、相手は自分に合わせてくれる。
話すスピードを落としてくれたり、易しい言葉に言い換えてくれたり、私のレベルに合わせてくれることが多い。

先日通りかかったフアランポーン駅。懐かしくなったので現役時代の写真を。

一方、複数人での会話ではそうはいかない。

話題が次から次に変わるので、会話に入りたければ常に内容を理解しておかなければならない。自分が発言することで流れを止めてしまわないか?きちんとタイ語を使って発言できるか?色々な考えが頭の中をグルグル駆け巡る。

ふいに話を振られることだってある。「日本はどうなの?」「これどう思う?」そんな時、言いたいことが言えない悔しさは山より高く海より深い。

そんな複数人での会話のトレーニングにvoice roomはぴったりだと思った。

ハイレベルなタイ語学習者との出会い

voice roomを使ってみての一番良かったことはこれだと思っている。
ハイレベルなタイ語学習者との出会いは、ある意味ショック療法だ。

素敵な古民家カフェ、The Gingerbread House

voice roomに入ると色々な部屋があり、そこにはもちろん、ハイレベルなタイ語話者がタイ人の輪に入り会話を楽しむ世界がある。そして、あぁなりたいと憧れる私がいる。

Hello Talkというアプリの特性上、そこにいる人々は外国語学習者であるため、勉強方法の共有はよく行われているし、勉強の苦労を分かち合うシーンもよくある。この共感や一緒に頑張ろう!感、そして誰かへの憧れ「あんな風に話せるようになりたい」は大きなモチベーションとなった。

やればやるほど難しい、でも楽しい

次に3週間強使ってみての感想を。外国語学習の結果を出すのに3週間はあまりにも短すぎるため、正直、劇的な変化はないように思える。

しいていうなら、ほんの少しリスニング力が上がったかもしれない。
複数人での会話になんとなくついていけることができ、短い言葉であれば自然に発言できる。

とはいえ・・・正直に言うと、少し自信を無くしている。
悪い意味ではなく、「自分は意外とタイ語ができるのではないだろうか」という勘違いに気づき、一歩一歩再スタートしている感覚だ。

タイ語検定が終わるまで、一旦読書は預け

勉強すればするほど分からなくなる の文字通り、今は自分の口からでるタイ語を疑い、会話の中で繰り広げられる「ネイティブの言い回し」を一つでも吸収しようとしているが、、、、やればやるほど分からなくなる。

今後の勉強法

今回、voice roomで浮き彫りになった課題にフォーカスして考えてみた。

◆自然な言い回しができていない
(言い回しがなんか変だけど日本語でそういうの?と言われる笑)
タイ人同士の会話を聞き、単語のチョイスや順番を覚えていく

◆うまく説明ができない
語彙力と文法の理解不足が原因なので、例文で覚えていき応用していく

最後に、顔なじみと話すのは楽しい

最後に楽しい話を。
「今日は何したの?」「今日の勉強は終わった?」
と話しかけてくれる顔なじみができた。

昨日は「~主義 / 思想」という言葉 ( ลัทธิ )に新興宗教が含まれることを教えてくれた。〇〇について教えて!というよりは、単なる雑談の中から派生した話だった。

「お腹減ったの?タイで話題になったオカルトのやつ分かる?笑 あれ食べなよ」という冗談から話題は広がり、あれは宗教と呼んでいいの?⇒新興宗教だから主義・思想という単語を使うよ⇒じゃあ、主義という意味では愛国主義とかにも使える?⇒それには使わないよ。国の「社会主義」の主義という時は使えるよ、と言った具合だ

目的のない雑談をする楽しさ、タイ人同士の話す面白い話を聞く楽しさ、そして何気ない会話から新しいことを知る楽しさ、これらを体感できるvoice roomは外国語学習ツールとしてとても優秀だと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?