タイ鍋(チムチュム)の美味しいスープと降り出した雨。
友達と夕飯を食べに行くことになった。( お店の詳細は一番下へ )
なんとなく事前にヤワラートに行く?と話していたが、合流後、お決まりの「何食べる?」「どこで食べる」が始まる。
日が沈んでもむし暑い雨季。サムヤーンからチュラロンコン大学側に歩いていく。このあたりは安くて美味しい飲食店が並ぶ学生街だ。
お鍋と雨と食後の黒ゴマ団子
エビを食べよう!という話になり、シーフードのお店(ร้านคุณนายทะเลดอง)に行くも13組待ち。ここは美味しいことで有名らしい。
当てもなくウロウロしていると、一軒のチムチュム屋が視界に飛び込んできた。お客さんは程よく入っている。行ってみようか、と言った次の瞬間には「2人です」と店員に告げ、道路側の席に座った。
チムチュムはタイ東北地方の料理。七輪の上に土鍋。そこにハーブ出汁のスープが入っているので、野菜やホルモン、肉や海鮮を入れ、火が通ったら食べる。
野菜を手でちぎって入れ、少し火が通ったら肉と海鮮、卵と豚ミンチを混ぜたものを入れていく。東北地方出身の友達は慣れた手つきで準備をしてくれた。
美味しい・・・・
スープが美味しい。地元のチムチュムみたい。スープが本当に美味しい…
友達の目は輝いていた。
タイの鍋は、ナムチムと呼ばれるタレをつけて食べる。なのに今日食べたチムチュムはナムチムを付けるのがもったいないくらい、スープが美味しいことは私でも分かった。
彼女はチムチュムの本場出身だ。そんな彼女の言葉を聞くと、何倍も美味しく感じてしまう。隣の席には東北弁を話す常連客。Googleマップのレビューでは測れない何かを感じる。
お鍋の具を追加で注文すると同時に雨が降り出し、あっという間に大雨になった。
屋根のない道路側に座っていた私たちは、席を立ち屋根の下へ。続いてお店のスタッフが机といすを屋根の下に運んでくれる。雨に慌てる人はいないようだ。
私たちも何事もなかったかのように食事を続ける。
話題はこの後食べに行くデザートの話に。大雨だけど走ればなんとかなる!はポジティブすぎるだろ、と心の中で突っ込みながらも話にのった。
食後のデザート。ナムケンサイ屋と、ブアローイ屋(ココナッツミルクに白玉が入った暖かいスイーツ)さん、両方行きたい私たち。でも大雨なので両方は難しい。
じゃんけんの結果、ナムケンサイ屋へ走って向かうことになったが、なぜか私たちは2人とも「ゴマ団子」を頼んでしまう。
(雨に濡れて寒かったからかな笑)
私はブアローイ・ナムキン ( 黒ゴマ団子を入れた甘いショウガ湯 ) を、友達はブアローイ・ノムソッ ( 黒ゴマ団子を入れたミルク ) を。
好き嫌いが分かれるブアローイ・ナムキン。生姜が強くて苦手な人もいるかもしれない。
れんげに黒ゴマ団子とスープをすくい、口に運ぶ。生姜の香りが鼻に抜け、甘いゴマの味が口いっぱい広がる。あぁ・・・美味しい・・・
夢中で話しているとあっという間に23時になっていた。
あれだけ話したにも関わらず、タクシーに乗り込み、彼女が下りるまで延々と話し続けた。運転手は「変なタイ語をしゃべる外国人だな」と思ったに違いない(笑)
場所
จิ้มจุ่มหม้อดิน99 -チムチュム屋-
เช็งซิมอี๊ -デザート屋-
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