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投資銀行家による気まぐれ業種分析 ~林業~ Day1

投資銀行で働く会計士ララです。今回はなんとなく林業って営業利益率とかどうなってるの?と思い分析してみました。とはいえ林業に分類される上場企業の数は2社しかありませんでしたが(笑)

※用いた数値等は全て公表済みの数値です。

単位:百万円

販管費率が20%超は、結構重いですね。販管費が軽い会社だと10%を切ってきます。販管費の中身を見ると、運搬費、給料、販売手数料の割合が大きいですね。資材等の運搬は確かに手間がかかりそうです。

現在の上場企業のROE目標が8%であることを鑑みると、低い水準ですね。総資産回転率もやっと1回転ですので、薄利であるかつ、回転率も低いため利益が出にくい業種と言えそうです。

コンサルを依頼されたとして、私だったらクライアントにどんな提案をするでしょうね…?

さて今回の分析は以上ですが、日本の上場企業は約3800社、業種は470種ほどあります。これから自己研鑽を兼ねて他の業種も分析し、投稿していこうと思います。

目標1日1業種です!笑
(それでも470業種カバーするには1年以上かかる…)

よかったらまた遊びに来てください!
リクエスト業種があればTwitterにてご連絡いただければ、可能な限り優先的に対応したいと思います。


ーーー以下この記事を書いた背景ですーーー

お恥ずかしい話ですが、監査法人から投資銀行に転職した当初、私は実務家の肌感覚的が全くなく意見を求められては冷や汗をかく毎日でした。

投資銀行業務では1日に100社近くの分析をすることもあります。分析を繰り返し、少しずつ「この業種でこのROAは高いから、高付加価値もしくは回転率がいいんだろうな」等のあたりを付けることができるようになりました。(今でも勉強中ですが…。)

分析の極意は「比較」であり、業界内外の会社と比較したり、過去の水準と比較して初めて、精度の高い価値のある仮説や結論を導けると考えています。

ですので、自己研鑽を兼ねて他の業種も分析しては、投稿していこうと思います!

なお今回の記事では数種類の分析数値しか載せていませんが、分析に用いたExcelでは他こんな指標等を見ています。

・有利子負債
・平均調達金利
・手元流動性
・主要仕入先
・主要販売先
・インタレスト・カバレッジ・レシオ
・債務償還年数
・売上債権回転期間
・仕入債務回転期間
・EBITDA
・大株主
・取引銀行 上位3社
・会社のHP URL
etc

これからも投稿していきますのでよかったらフォローといいねお願いいたします!






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