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つらさ 苦しさ しくじりをたいせつに

今日は詩の紹介をしたいと思います。
東井義雄先生の詩です。東井先生の詩は情緒豊かで、とても好きです。

物事が思い通りに進まないとき、この詩に立ち返ると、私は心が楽になるというか、自分を抑えることができ、励ましてくれます。
少し長いですがそのままシェア致します。

つらさ 苦しさ しくじりをたいせつに

一・二・三・四・・・と八まできても
九(苦)を通らなければ
十には進めない
九十九を通らなければ
百には進めない
九(苦)は十の前ぶれ
九十九は 百が近づいたしるし

冬を通らなければ
春はこない
冬の厳しさの中で
樹は年輪をつくって自分を強いものにしていく
その厳しさの中で
樹は 芽を用意する
根を 確かなものにしていく

しくじりは つらい
しかし しくじりは
自分にいちばん欠けているものを
教えてくれるために現れた
お使いかもしれないのだ
しくじりから 学ぼう

失敗を大切にしよう
この「失敗」のおかげでといえるくらいに
失敗から学ぼう
友を選ぶなら
失敗しない人よりも
失敗をたいせつにする友を選ぼう
そして 自分も
そういう自分になろう。
               東井 義雄


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