【読書メモ】SEO対策超入門2023
前書き
本記事は、滝口健太郎氏の著書「SEO対策超入門2023」に関する読書メモをお届けいたします。
SEOに関する書籍は数多く存在しますが、この書籍は基本的な仕組みから始まり、応用情報や最新のトレンド、ChatGPT対応など多岐にわたる情報を網羅的に提供しています。そのため、本書は業界内で最も推薦できる一冊といっても過言ではありません。
それでは、以下では各章ごとに特に参考になる情報を整理し、ご紹介いたします。
読書メモ
第1章-基礎編
検索順位別クリック率(データソース:SISTRIX社)
※元記事のURL:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid
SEOとは
Googleの「巨大なQ&Aシステム」の裏方に回って検索ユーザーに対して「良質なコンテンツ(A)」を準備する行為であり、SEOを学ぶということは、検索者の問題や疑問を解決するための「良質なコンテンツ」の作成方法を学ぶこと
検索順位が決まる仕組み
「Google検索の基本事項」というGoogleのガイドラインを最初にお読みいただくとよい。このガイドラインには、以下のような最も効果的な施策も詳細に掲載されている。
Googleガイドラインの5つのポイント
Googleがページの存在や構成を認識しやすいようにサイトを作成すること
Googleがページ内容を理解しやすいようにソースを記述すること
Webサイトの訪問者の利便性を第一に考えてコンテンツを作成すること
他サイトのコピーではなく、独自の情報を提供すること
Googleや訪問者を欺くような小細工で順位を上げようとした場合はペナルティを課す
サイト所有者が行うべきSEO施策
サイト設計
クローラビリティの高いサイト:Googleクローラーがサイト内を巡回しやすく、内容を把握しやすい設計にする
ユーザービリティの高いサイト:訪問者がスムーズに知りたい情報にたどり着ける
コンテンツ作成
ドメインパワーが強いサイト:サイト内容が他のサイトよりも充実していて、ユーザーにとって利便性が高く、かつ情報に独自性があることが求められる。また、ページ単体の充実度や利便性に加え、サイト全体の充実度や利便性も加味される
被リンク獲得
SEOに必要なスキル
サイト設計
HTMLやCSSのコーディングスキル
WorkPressの設定・更新スキル
内部対策スキル
内部リンク最適化(eg. リンクの貼り方:第一階層→第二階層→第三階層)
titleタグの最適化
meta descriptionの最適化
見出しタグ(h1, h2, h3…)の最適化
XMLサイトマップを設置、送信する(「sitemap.xml」を「index.html」と同じ階層にアップロード)
キーワードの詰め込みは厳禁
できればやっておきたい内部対策
画像のalt要素
ぱんくずリストの設置
ファイルの読み込み速度を意識する
サイト内のキーワードごとのディレクトリ分類スキル
コンテンツ
SEOライティング
コンテンツ本文
ページタイトル
ディスクリプション(ページの要約)
専門書からの引用や取材力
分かりやすい図表や動画での解説
競合のリサーチ
ツール
代表的なキーワード抽出ツール:related-keywords
検索数予測ツール:aramakijake
モバイルフレンドリーテスト:google
調査方法
【数的なリサーチ】googleの検索窓に「site:」と入力し、その後競合のドメインを入力して検索を行う。検索結果の一番上にグレーの文字で「約〇〇件」と出る。これが競合サイトの総インデックス数となる
【質的なリサーチ】
記事のターゲット層
記事のゴール
解説の分かりやすさ
解説方法
独自の視点の有無
競合サイトの運営会社
被リンク獲得
上位表示の指標
クリック率
ページ滞在時間
直帰率
ページ内容の陳腐化
※新規ページの検索順位が定まるには1~3ヶ月の期間を要する
タイトル作成にChatGPTのプロンプト例
キーワードを伝えたうえで、「そのキーワードで上位表示するための記事の魅力的なページタイトル案を10個考えてください(文字数32文字以内)」
第2章ー応用編
トップページの順位の上げ方
トップページのファーストビュー、もしくは1スクロールで見られる位置に「お困りごと別ご案内」を導入すること
主要なサービスや商品ページにリンクを貼り、サイトの主要なページへのナビゲーションとする
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)対策まとめ
PageSpeed Insights でスコアを確認することができる。具体的な改善策は以下があげられる
画像の軽量化で読み込み速度を上げる(Webpファイル形式が理想)
※画像圧縮ツール:tinypng画像の容量・読み込み最適化のためのプラグイン
EWWW Image Optimizer
Lazy Load
ソースの記述内容最適化のためのプラグイン
Head Cleaner
キャッシュの最適化のためのプラグイン
W3 Total Cache
html, CSS, JavaScriptの軽量化
Webフォントの使用を最小限にするかやめる
無駄な動画や画像を削除
レンタルサーバーを乗り換える
コアウェブバイタルの影響
前述の通り、この書籍はSEOの仕組みや基本的なアプローチに関する情報が豊富に盛り込まれており、これらの知識をしっかりと心に留めつつ、日々の実践に取り組むことが非常に効果的です。
また、現在AmazonのKindle Unlimitedで無料で閲覧できる点も魅力ですので、是非この機会に一読してみてください。
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