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「 愛、くれてありがとう 」 アルバムに対しての想い

ご無沙汰です、ラムファイターです。

去年の12月ぶりとなる3rd アルバム「愛、くれてありがとう」無事リリースされました。
文字で何か伝えるのはあまり好きではなく作品やライブを通して伝えたいのですが、伝わり切らない部分もあるかなと思い初めてnoteを書いてみることにしました。(悩んでたけどやらないよりやった方がいいかーーみたいな)

ジャケットは2人で飛び降りたけど、男がクッションになっちゃってハム子だけ生き延びてしまってストレスで髪と目の色素がおかしくなってしまったハム子です。


自分は、過去に自殺をかなり強く考えた時、「哀しいことばっかでこんなに頑張って生きてきてきたのに、俺が死んでそれ全部無かったことになるの本気で許されへん」ってどうしようもない殺意と怒りが湧いてきました。
どうしたら一人でも多く俺が糞哀しかったこと伝わるかなって考えた時に、過激で心を抉り倒すことをすればいいんやって考えに行き着きました。
心抉れば覚えててくれるかなと思って。

あんまり認められることが少ないどころか人間であることとか容姿とか友だちにも父親にも否定されてきたから、多分承認欲求が18の時に爆発しちゃったのかなと。

まじで俺だけを見てればいいし俺が一番相応しいし俺はそのうちこの糞でかい夢を叶えるけど、今誰かの成功を見るのはほんまに苦しすぎて気狂いそうです。

今は色んな人に出逢えて少し薄まりましたが、死ぬほど世界を憎んでましたね。


「 改札 」

友人のめろべりprodのトラックです。

この道あいつとあんなに通ってたのになって1人で通るたびに思う感覚を伝えたかったです。未来の方が果てしなく長いのに、過去のキラキラの喪失にいつまでも囚われてそれはどれだけ上手くいっていようが切り離せない感情のように思います。
待ち合わせた改札も座った地べたも帰路も。
絶縁しているとはいえ、訃報で知るのは胸糞悪いのでどこかで生きてはいてほしいですよね。

変わらない関係に救われるので、今居る人を頑張って守りたいです。


「 生ハム子 」

死にたいって言われたとき、どんな綺麗事や論理的なことぶつけてもどうしようもなくて。
無視して気を紛らわせれば一時的に死にたい気持ちが無くなると思ったので相手がお腹減ってなくても「最期の晩餐だけ付き合うてくれ」とか言って行けば絶対一口ちょうだいってなるし、変な食べ方とかして笑かせればもう勝ちで。

この曲は俺がハム子側だとして、言われたかった言葉を惜しみなく詰め込みました。くさいけどなんも言わず思いっきり抱き締めてほしかったっすね。それが何よりも難しいことだったんですけど。

ディズニーに行くとか大きなプレゼントとかよりも、おはようとか何気ない会話の相槌とかが俺にはどうしようもなく幸せに感じますね。


「 古賀ちゃんの部屋 」

疲れて馬鹿みたいに寝て、何もせず終える日々にどうしようもないくらい罪悪感を覚えて書いた曲です。
破綻しててもいいよなんて俺は成功してないから言えないけど、でも1人だけじゃないと思えれば思わせてあげられれば少し気が紛れるかなあと。

映画のような壮大な物語なんて求めてなくて、普通の生活が喉から手が出る程欲しいのにそれがいつまで経っても叶わなくて。
高級車に乗らなくても高い寿司食べれなくても、俺は朝起きて好きなひとが隣に居たらマジでそれが死ぬほど一番幸せなんですよマジで。おはよーって何回も何回も何回も言いたいですよ。


「 ハム子 pt 2 」「 2人分の朝食 」

ハム子、笑って。よりハム子の続編です。

元々は漫画で描きたかった物語を音楽にしたのがハム子で、当初はこんなに良いっていってもらえるとは思ってませんでした。
ライブでやった時にプッシュくんにめちゃくちゃ褒めてもらえて、re子を歌ってくれたれんれんが目真ん丸にして聴いてくれて、少しずつ言ってくれるひとが増えて自分の思想マシマシだったので他にも居るんだって思えて嬉しかったです。

満を持してpt 2を執筆しました。
売れる為に寄せるようなことはしたくないです。ハム子は俺自身で、いつまでも救われない状況への絶望を伝えたかったです。こんな曲調なので出逢うひとも片親は当たり前でそれぞれ色んなベクトルで聞くに耐えない過去をみんな抱えてて。
今まで独りで作ってきたけど、出逢ったひとたちの哀しみも取り込み、hlgbスタジオのDa.Iさんに歌詞の添削をしてもらいより深く心臓に突き刺すことを意識して書きました。

大事なひとを失った事があるひとに。壊れる時の音を俺は知っているので。
当たり前のことが何度もぶち壊れてきたので。産まれてから今に至るまでずっとゴミを見るような目で軽蔑され続けてきたような感覚があって。
街を歩いてても電車に乗っていても、自分が特別とかそんないいものではなくて人間の皮で産まれてきた別の何かでみんなにはバレててみたいな。
そんな中唯一抱き締めてくれたひとを失った瞬間の大爆発を書きたかったです。


〈最後に〉
今すぐに評価されなくても消費されるものでなく、後世に遺る感情にしたいと思いました。お守りのようなものになれば幸いです。

まだまだやりたいことあるし、リリパ東京でやります!
アルバムに絡めてTシャツとか色々やるので楽しんでもらえたら嬉しいです。
ともかく忘れないでね!!マジで!

では!

ラムファイター

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