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5月に読んだ本、13冊

今回も良作に出会えて幸せです。


オルタネート(加藤シゲアキ)

オルタネートというSNSがあったり、ワンポーションという高校生の料理対決番組があったり、クリエイティブで面白い。クライマックスのたたみかけもよかったです。

じゃむパンの日(赤染晶子)

素晴らしいエッセイ本、また読み返したい一冊。

あの日、君は何をした(まさきとしか)

とある深夜、連続殺人犯に間違われた少年は事故死する。なぜ少年は亡くなってしまったのか、何があったのか。その15年後に起きる殺人事件との関係とは?

好きな要素が詰まったミステリー。一気に読んだけど最後はなんともいえない気持ちになります。

第二弾の「彼女が最後に見たものは」を買ったので楽しみです。

殺戮にいたる病(我孫子武丸)

猟奇殺人の話なので描写がキツいのでグロいものが苦手な方にはおすすめしません。しかし1992年に出版されたとは思えず今読んでも違和感がないことに驚きます。

最後のページでビックリして、また最初のページから確認していくタイプの小説。

蒼海館の殺人(阿津川辰海)

高校生たちが頑張る姿が微笑ましい。ふとあらわれる彼らのメンタルの弱さに母親目線で読み進めました。分厚い文庫ですがサクサク読めます。

モダン(原田マハ)

ニューヨークのMoMAで働く人たちの話。日本でも人気のあるピカソやマティスのアートに沿ったエピソードは惹きつけられます。

成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)

この本を読んだ人が成瀬を好きになる意味がやっとわかった。こんなに愛すべきキャラクターをつくりあげた著者が素敵。

滋賀県はいったことがない土地なので行きたくなりました。

おれたちの歌をうたえ(呉勝浩)

60歳手前の元刑事が昭和に起きた事件を平成と令和で追いかける。残された暗号の謎とは?

著者は主人公よりだいぶ若く、なぜこの様な主人公像にしたのかが個人的に気になります。

出版禁止 ろろるの村滞在記(長江俊和)

読み終えて、そういうことか!!と腑に落ちてもう一度パパッと読みました。その様に行動させてしまう手腕はさすが。

いろいろと伏線があったり、意味がわかるとギョッとするワードがあったり、考察するのがおもしろいです。

カレー沢薫のワクワク人生相談(カレー沢薫)

爆笑。とにかく爆笑。
カレー沢薫氏のワードセンスが素晴らしくて嫉妬。笑

大体のことは部屋から出ないことで解決するらしいです。

じい散歩(藤野千夜)

楽しく読める老夫婦とその息子たちの話。よく歩き、よく食べ、好奇心旺盛でものすごく元気なおじいちゃんに驚きます。

3人の息子たちはなかなかのキャラの濃さで、特に三男の調子の良さは呆れて笑えるほど。

三体(劉 慈欣)

ついに手を出した三体シリーズ。

圧倒的世界観のSFエンタメ小説。この1冊はまだ序章であることに驚きます。

逆転美人(藤崎翔)

美人に生まれてしまったばかりに、不幸に見舞われていく話。

読み進めると違和感がすごい。あれ?と思うところがいくつか。でもその理由がわかると心に衝撃がはしります。

この作家さん、すごい。何を書いてもネタバレになりそうなのでここまでにしておきます。笑



狙っていないのに、なぜか3月も4月も13冊ずつ読んでいます。このペースがちょうど良いのかもしれません。


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