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読書日記⑦ 苦しかった時の話をしようか

かなり久々の掲載で、どのように書けば自分の気持ちや学んだことが伝わるかを考えている。
それほどこの本から学んだマーケティング手法を用いた人生設計のインパクト、そして同じ父親として子供に伝えたいことや、サラリーマンとしての成長、なによりこの本のタイトルでもある「苦しかった時のこと」が胸を打ったから。
この本大きく前半と後半に分かれていて、前半は主に森岡さんの経験とマーケティング手法を基に
どのように自分の強みを見つけてそれを活かし、自分のブランド(方向性)を作っていくかということ。後半は文字通り「苦しかった時のこと」の具体的なエピソードとそこから何を学んだのか、子供に伝えたいことを書いてある。
森岡さんといえばとにかくP&G出身の剛腕マーケティングディレクターで、特にUSJを再建したことで多くの方が知っておられると思うが、その肩書きとは裏腹に苦しかった時のエピソードが本当にリアルで、本当に胸を打った。
具体的なエピソードはネタバレになってしまうが、P&Gジャパンの新人の頃の電話恐怖症の話や、日本とアメリカでのブランドマネージャーの時の周囲との軋轢やプレッシャーの日々など読みながら時折り感動して涙が出そうになった。
だからこそ、この本での等身大の森岡さんの言葉の、不安をバネに成長してほしい!、自分の強みを知り、自分のパースペクティブ(観点)を拡げてほしい!というアドバイスは身に染みた。
年の暮れではあるが、自分の中では今年1番の書籍だった。是非皆さんにもご一読頂きたい。
https://www.amazon.co.jp/苦しかったときの話をしようか-ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」-森岡-毅/dp/4478107823


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