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本当に魅力的なところに気づいているか?【胡蝶蘭その4】

「水耕栽培になった姿を見るまで、胡蝶蘭という植物の生命力やかっこよさに気づけなかった…。」
ということには気がついた私に不安がよぎります。

私にはものごとの本質がちゃんと見えているのだろうか?

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私はわりとはっきりと、「対象の本質を知りたい」と意識して生きているつもりでした。
しかし。
何年間か毎日のように、胡蝶蘭、見てたんですよ?
それでコレ…。

毎日の生活のなかで、様々な、人、もの、場所、生き物、、、、に出会って生きています。情報量は膨大です。
そのなかで、対象の「本質」なんて大袈裟じゃなくても、「本当に魅力的な部分」に、どれくらい気づいているのだろうか。
胡蝶蘭からそう問いかけられているように思えました。
きっと、沢山見逃しているのでしょう。

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でも、胡蝶蘭は間に合いました…!
そのものの本質的なところは必ずどこかに表れていて、佇まいが何となく好き、なんていうのはそういうことです。
職場で水やりを頑張ったり、つい家に連れて帰ったのは、胡蝶蘭のかっこよさを無意識に感じていたからなのだと思います。
そうして関わっていたら、ハッとする瞬間が訪れた。

こういうのを縁というのかも。
縁があったので、大事にする。

私と胡蝶蘭との間で急速に何かが繋がりかけていきます。
こう書くとなんだか不思議な世界みたいですが、案外これもひとつの現実だと思います。

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