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この世の偏見について。

お読みいただいている皆様ご無沙汰しております。
今、私はフィリピンのセブ島という所で暮らしております。

あえて日本語で発信するのは俺が英語でそこまで発信できないことと、偏見大国日本の皆様へお伝えするためです。

フィリピンって聞いて、セブ島って聞いて何を思いますか?

正直、俺自身もも留学で来る前はフィリピンは少し危ないのかな?とか、汚いって聞くけどいうてセブ島は観光地だから大丈夫っしょ。とかいろいろ考えたり、周りの人らが伝えてくれました。

でも、やっぱそんなものは百聞一見に如かずで、母国とのギャップに驚くことだらけでした。

正直いうと空港から臭いがキツくて、ヤバイとこ来ちゃったなぁって感じてたくらい。到着してホテルまでの移動の道のりで、この国に交通ルールはないって理解するほど日本では考えらないほど破茶滅茶で信号もあってないようなもので中央線もあるけど中央走るし。笑 もう本当に自由! ちなみにこの国ではトイレットペーパーを持ち歩くのは当たり前でトイレに紙は流せないんです。だから便器の隣に置いてあるゴミ箱に捨てる習慣があるんです。

観光地のセブ島といえど、まだまだ発展途上国でいろんな面での日本とのギャップに来たばかりのころは驚いてばかりでした。

一番驚いたのは、この国の人らはいつも楽しそうってとこ。働いている時も、そうでない時も常に楽しそう。 日本人は働いてる時も、そうでない時も 何不自由なく困らないというのにあまり楽しそうじゃない。


さて、
「スラムは危ないから行かない方がいい」「ストリートチルドレンは危ない」とかよく聞くフレーズ。

これは嘘だった。

まぁたしかに全くもって危なくないし安全。ってわけではないけど、そんなのはどこのエリアも同じで、ただ日本が安全すぎてボケちまってるだけだと思う。

フィリピンって貧困層と高所得層の差がすごくて中間の層がない。だから稼ぐ手段もなくGive me money.って寄ってくる人たちもいる。
だからといってお金をあげてはいけない。(たしか法律であげちゃいけないんだと思う)
せめて水をあげるとかならまだわからなくもない。

だからってボランティア団体たちが水とか食料を無償で振る舞うってのも俺は違うと思う。

だってそれって金があるからできるし、上から目線だなって思う。しかもそれじゃあ現状は何も変わらないはず。

彼らは貰うのではなく稼がなくてはいけないし、その方法を編み出す必要がある。どんな小さなことでも。

俺らだって何かをした対価としてお金をもらっている。だったらそれを与えるんじゃなくて、彼らのために使う方が健全だと思う。
そんなこんなで悶々としてる時…

だったら一緒に何か作ろう!!

そう思い立ちまして、実際に子供たちと遊んできました!

どうせなら何か労働することで君たちは報酬を得ることができますよ!っていうのを教えよう。
そう思って紙コップに絵を描いてもらったんだ。
で、その紙コップでいつか俺がコーヒーを作って売るの。

絵を描いてくれたら、君たちの夢を描いてくれたらお礼にお菓子をあげるよ!って。

するともうパンパン!
みんながたくさん誘ってきてくれて、クレヨンも足りなくなりそうになるくらい。

描いてくれた絵はどれもユニークで描きたくても描けないカワイイ絵ばかり。いつからか、絵を描くのは悪いことみたいに大人が言い出すの。
絵なんか描いてないで勉強しなさいって。
勉強も大事だけど、画家の道を閉ざされた少年少女たちの夢の方が勉強しないことより深刻だ。

少し話がずれたけど、絵を描いてもらった後はみんなに順番でお菓子を配ってボリボリ食べて。
その後はみんなで踊って戯れて。
何よりよそ者をあそこまでオープンに受け入れてくれたことが嬉しかったなぁ。

どう?どこの子供もみんな無邪気で発想豊かでカラフルに溢れてたよ?
危ないって偏見でステキな出会いに気づけない。
それってとても悲しいことだ。

子供に対してだけじゃない。やっぱりこの世の偏見がなくなれば最高にピースフルで楽しい地球になると思う。
でも皆んなそれぞれ、生まれて育ってきた環境は違うし、経験してきたことも違う。だから自分の中の考えや理論が固まっちゃうのは仕方のないこと。

だったら、それごと理解しようとして、相手を認めて、相手の良さを知り、出会いに喜ぼうよ。

だからこそ、この世から偏見を排除してフラットにしたい。

そこから生まれる新たなモノゴトって絶対に面白いし、すごい化学反応が起きると思うんだよね!
だから俺はそんな環境を作ってみたい。

いつの日かこの世から偏見がなくなりますように。
普通って言葉に抑えられない日がくるように。

だからまずは、ちょっとだけでも相手を知ろうとしてみる。これが大切なんだと思う。

ほんのちょっとでもいいから。

#ボランティア #フィリピン #社会問題 #フィリピン #ストリートチルドレン #スラム #偏見 #コラム #エッセイ

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