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人生は20代で決まる〜自分のハッピーエンドを作るために〜
『人生は20代で決まる』はメグ・ジェイさんが書いた本です。
メグ・ジェイさんはヴァージニア大学准教授を務める傍ら、個人カウンセリングも行なっている方です。
准教授としての仕事、研究を行ないつつ、カウンセリングも行っているのは研究の一環なのかも知れないですが、すごいです!
准教授の仕事もTed Talkの「30歳は昔の20歳ではありません」も有名ですよね!
この本を読んで考えたことを書いていきます。
考えたこと①
アイデンティキャピタルを蓄えることで、自分の人生の選択肢を得ることができる
家でYoutubeをダラダラ見る、仕事終わりはとりあえず飲み会、休日は友達と遊びまくる…そんな日々もたまにはいいかもしれない…
また、他人の生活を見て羨むだけで何も行動を起こさずそのままでいる。
ただ、そんな毎日を過ごすだけでは自分の人生を豊かにすることはできないし、何も変わらない。
アイデンティティキャピタルとは、時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキルのことであり、個人的資産のことです。
例えば、学位、仕事、クラブ活…話し方、問題処理能力、外見や印象など。
どうやって自分自身を築いてきたかという証のことです。
そのためには以下のことが大切。
ゆるいつながり
都会派仲間:自分との考え方が似通ったグループとばかり付き合うことで自らの制限がかかってしまう
→自分はこんな人間だ。これが当たり前が形成されてしまうゆるいつながり:最近会ったことのある、何らかの関係や所以がある関係の人。未知のものを見えるようにしてくれる架け橋になる
→新しい価値観や社会の仕組みを知ることで、社会の一員だという意識が強まる
フランクリン効果を使ってやや近寄りがたい人にでも話しかけてみるといいかも!
20代で運命を切り開く最良の方法は、ゆるいつながりに「イエス」と言うか、言わせる理由を与えることではないか
潜在意識に耳を傾ける
自分はこんなことできないのではないか、まだやるのは先にしよう。
何をするべきかわからない
そんなふうに迷うこともあるかもしれないが、これで足を止めてしまうのではなく、何が自分が好きなのか、自分がやりたいことは何かということをずっと問い続けることが大切
人生は20代のうちにどれだけ「アイデンティティキャピタル」を蓄えるかで、30代の人生のなりたい姿が変わってくるのではないかと思った。
自分の人生の選択肢を「べき」や「仲間の当たり前」に縛られず、早めに広げることができれば、早めに方向転換、修正することができるのだから。
考えたこと②
パートナーを決めるのにはやとちりしない
パーソナリティを見て人を選ぶことが大切で、それ以上に自分の選択が効率的だからとか、まだ時間があるという理由で適当に選んではいけない。
同居生活を始めると、その人と結婚すること以外考えられなくなりがち。「成りいきで」結婚する可能性が高まるという。でも家族選びは自分の人生で最も重要な決断の経験で無数の幸せに結びつく。
私はこの本にあるように、同居してその人がどんな人なのかを知ってから結婚するというのが普通だと思っていたし、その方がいいと思っていた。
今後は「結婚」という先を見据えて同居するなどの選択肢を選ぶべきだと感じた。
考えたこと③
20代のうちに自分の感情と行動をコントロールすることがより良い未来の自分を作り出す
20代は脳が第二の成長を遂げる変化の時期であると著者は述べています。
成人期の複雑な問題に挑むための準備として起こる発達は、20代が最後と言われており、だからこそ、「良い仕事」「良い人間関係」を獲得し、「良い考え方」を身につける絶好のチャンスなのだ。
そのためには以下のことが大切だ。
冷静に落ち着いて考えること
仕事で怒られた際は何が問題だったのか、改善点は何なのか意味を考えたりする必要があるが、20代は過剰に反応しがちであるという。
また、仕事が面白くないとすぐに辞める、という選択になりがちだ。
私も仕事で行き詰まり本当に絶望したのを今でも覚えている。
ここで言いたいのは「仕事を根気強く続けろ」というわけではない。
自分が感じた感情に振り回されるのではなく、「なぜこんな気持ちになっているのか」を自分で自覚し、行動をコントロールすることが大切だと言いたいのだ。
感情に任せて行動することが身につくと、周囲とうまく関係性を築けなかったり仕事で成長できなかったりと、自分にとってマイナスな面が大きくなる。
私は「セルフ・コンパッション」という本も読んでいるが、ここでいう
現実に対してマインドフルになるということが生かせるのではないかと思う。若いうちからこの考え方を身につけることで穏やかに感情をコントロールし行動できるようになるはずだハッピーエンドから逆算して目標を持つこと
20代で目標設定を立てた人は、30代でもっと大きな仕事ができたり、専門性が高まり成長ができるというと著者は述べている。
振り返ると、小学校、中学校、大学の家庭で「受験」や「テスト」、「部活での優勝」といったことが多くの場合目標になっていることが多いと感じた。それが、社会人になった瞬間、自分で目標を探さなければいけなくなるのだ。
『21世紀を生き抜く3+1の力』でもあるように、「自分がどうありたいか」を具体的に考え、自分の人生を設計していくことが重要だということが言われている。
これからの変化が多く起こっていく時代を生きていく上で、20代でなくてもこの「逆算して目標を持つこと」は求められるのではないだろうか。
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