幸せについて #4
僕は幸せです。あなたも一緒にどうですか。
「幸せになりたい」とよく耳にすることがあるが、一体幸せとは何者なのだろうか。
以前の投稿に近い話になるが、幸せは自分の中にあると僕は思う。
例えば、幸せではない自分がいるとして、海外に旅行に行けたら幸せになれると考える。
すると、海外旅行への準備を始めて、準備が出来たら海外へ旅行に行く。
海外に旅行に行っている間、幸せかどうかを尋ねたら大半の人は「私は今、幸せです」と答えるだろう。
海外旅行から帰ってきてしばらく経つと、また「海外旅行に行きたい」と思ったりして「今は幸せではない」という状態になったりする。
この例の中のポイントはきっとこうだ。
「海外へ旅行に行っている自分」
というのが”幸せ”というものの条件になっていて、海外旅行に行っている間は満たされている状態になるということだ。
細かく言えば、きれいな景色が見られるとか、別の国の文化が体験できるというのもあると思うが、大きなポイントは「海外・旅行・自分」である。
国内では満たされず。
仕事の海外出張でも満たされず。
家族や友人が行ったということでも満たされない。
この3点が必要なのだ。
では、どうだろう。
一度目を閉じて、この状況が満たされているようなシーンを思い浮かべて欲しい。
ゆっくり目を閉じ、呼吸を落ち着かせ、頭の中に思い描く。
「私は今、海外に旅行に来ている」
行きたい地域の映像を頭の中に映し出し、ゆっくりとした旅行の時間を想像する。
しばらく経って、目を開けて我に返った時、その気持ちはどうだろうか。
少し穏やかな”幸せ”な感じになっていないだろうか。
貪欲に言えば子ども騙しのようだが、こんな簡単な方法でも
「幸せである」という状態はつくりだせるのだ。
つまり、私が今幸せであるかということは、外的要因には影響しない。
「幸せ」というのはあくまで、自分の心の状態であって幸せであるかどうかなんて、気持ちの持ちよう次第なのだ。
これがわからないと、いつまでたっても満たされない”幸せ”という幻想に惑わされ続ける。
自分の外側ではなく、内側に幸せを見つめなおそう。
もちろん、「やりたいことをやる」や「夢を実現させる」とは別の話で。
僕は幸せです。あなたも一緒にどうですか?
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