Santorini とあるゲームの波乱万丈(3)
(2)からの続きです。
私は、これら10人の神々のルールを読んだとき、「こういうのを入れると、確かに、古代の神々のムービーアクションを、つい思わずイメージしちゃうので、ますます、楽しくなりそう!」
「こういう工夫を加えるのって、イイネ。」
と思ったわけです。
そして、コンポーネント自作して遊んじゃおうかなぁ。なんてことも、実は何度も考えました。
でも、なんとなく作るの面倒だし・・・で、ついそのまま放置していたら、市販品がついに、発売されたというわけです。
「良かったね作者さん。大変だったね。」と感じて、感無量でした。
!アメリカから通販で市販品を購入し、作者さんにエールを送ればいいのに!でも実際には買ってない。
そんなあたりが、私が至らぬところですよね。作者さんごめんなさい。
実際のゲーム開発ではこんなケース実例もあったという、歴史紹介のお話でした。
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追記:
いつのまにか、同じゲームシステムを使って「Santorini New York」ってのが出ています。(BGGのリンクです)
https://boardgamegeek.com/boardgame/315631/santorini-new-york
こんどは、ニューヨークを舞台に変えて、Santoriniゲームをしましょう。という体裁です。
スーパー超強力だったゴッドパワーは、こっちのゲームでは少しチカラが弱まっています。
具体的には「設計士」「建築家」「輸送業者」‥など、それぞれ「ニンゲンくさい能力」に低下しており、同種カードが各10枚くらいずつで、カード総数は約50枚入ってます。
みたいな、明らかなルールバリエーションです。
こっちには、ルールの微細な変更が行われております。
カードどうしに強弱の順列があり(注:カードに小さく数字が書いてある)、コンフリクト(プレーヤーどうしの競合)発生時には数字の大きいカードを出したプレーヤーのほうが優先権あり、という形でコンフリクトは解決されます。とにかく、ホントにちょっとしたルール変更ですね。
別ゲームの体裁になっていますが、残念ながらプレイ感覚(楽しさの本質)が、ほぼ同じゲーだと、ルールブックを読む限り感じられます。
ですので、両方のパッケージを買ってる人は、相当なボドゲコレクターという位置づけになるでしょう。
ご興味があれば、ぜひMattel社からご購入ください。
2024年現在、韓国語版ならまだ入手が比較的容易かもです。
ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。