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量産的集合体。

近影描写小説

 

気の効いていない可能性もあった。

そこには。

それでもカンキツは、辺りを構うどころか、自らを疑うこともなく、歩を進める。

躊躇どころか、こちらが不安になる程の勢いで。

ずんずん。ずんずんと。

奴の辞書に恐いものなど、存在しないのだろうか。

普通の人間であれば、それも

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