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アメリカ人の接客は本当に日本人よりフレンドリーか?

アメリカ人と日本人の接客の違い

アメリカの接客は人によってめちゃくちゃばらつきがあるんですよ。人によっては超ハイテンションでフレンドリー、カフェで話してたら10分とか、初対面なのにSNSのアカウントまで聞かれるレベル。一方で、人によってはあからさまにダルそうだったり、「今日はやる気ないんだよね」感をめちゃくちゃ出してきたりする。つまり、アメリカの接客を一言でいえば、人によって全然違う

一方で、日本の接客はどうかというと、基本どこでも誰でもそんなに嫌な思いをすることはない。たいてい、想像通りのサービスをしてくれるし、文句があるとすれば、ちょっとオーダー取り忘れたとか、ストローくれなかったとかそんな小さな文句でおおむね満足できる。一言でいえば、マニュアル通りの接客だ。ロボットのように働いて似たような接客をする。

でも、果たして本当にそうなのだろうか。

日本に1度だけ旅行に行ったことがあるというニューヨーカーのDaveという外国人と話す機会があった。特に、日本贔屓なわけではなく中国、韓国、タイなどアジア旅行の一環として東京と京都、大阪に行っただけの外国人だ。好きなものはK-Popとポケモンのカメックス。彼とこんな会話をした。

だいすけ:アメリカ人って人によって、接客のスタイルすごくちがうよね。

Dave:そうだね。あそこのスタバの店員のこいつはいいけど、こいつはくそむかつく、マジ What a *uck?みたいなことあるよね。

だいすけ:日本は、みんな接客良いけど似たような接客だよね。ちょっとロボットみたいな。

Dave:あー、確かにね。みんなすごく厳しくトレーニングされてるんだろうなって感じ。でもちょっと、話してみると意外とそんなことなくて超優しいし、純粋に自分に興味を持ってくれるからめちゃくちゃ楽しかったよ。まるで、自分が特別な人になったみたいに感じたよ。

この視点は自分にはめちゃくちゃ新しかった。

もしかすると、自分の方が日本ではロボットの様な客になっているだけではないか。アメリカに来て、自分が少しフレンドリーになれただけなのではないか。

店員も人間、もちろん、それは理解していたし、良い客でありたいとは常々思っていた。でも、日本の接客云々を文化の違いで説明してしまう前に、自分がロボットのような客になっていただけではないか、と気づかされた。もちろん、文化の違い的なものはあるけれど、外国人である彼の経験から、自分の客としての在り方を考え直すよい機会になった。

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