私にとってのTDL

いきなり炎上必至なことを言う。

私はTDLとかUSJとか、普通の人が喜ぶテーマパークに興味がない。

じゃあ何ならいいんだよ!それは…

ゼンリンミュージアム、これ一択だ。

そう、私は誰もがドン引きするレベルの(自称)「地図狂」だ。

なんせ細かくマニアックなところばかり突くものだから、人々は私に呆れ果てて(実際は自己開示が少なくてとっつきにくいから?)どこかへ消えていく。

そういう点では、いわゆる鉄オタと変わりないのかもしれない。

私は小学生時代にプライベートでTDLに行ったけれどあんまり楽しく感じられず、むしろ混雑に疲れ切っていたような気がする。USJは修学旅行でワンチャン…だったが電車が事故って京都から動けなくなったのでいけてない。
どちらにせよアトラクションの待ちが長くて、その間の時間にできることがもっとあると考えるタイプだから、待ちたいとも思わないし、それなら街を巡り地形を目を通して頭に焼き付けたい。あとおいしいご飯。
これが地図狂の思考回路だ。ドン引きするのが一般解なので悩む必要なし。

一方、ゼンリンミュージアムは「博物館」という性質上当然かもしれないが、待ち時間という概念があまり存在しない。それに加えて、関心あるテーマの展示だから、ゆっくり無限に楽しむことができる。私はこういう方が好きだ。
昔と今のあらゆる地図展示+企画展があって、これは3〜4時間はみないと無理なやつだと思った。個人的にはとても見応えがあって、「夢の国とか行くより全然いいわこれ」と感じた。

結論、私にとってのTDLとはゼンリンミュージアムなのだ。
地図を見てるとビッグサンダーマウンテンに乗ったときくらいの高揚感があるし、学芸員さんと話が弾むだけでミッキーの着ぐるみに出会えた時くらいの感動がある。
だから、「TDLに行こうよ」と言われたら、ちょっと渋るかもしれない。「『地図と測量の科学館』とか『伊能忠敬記念館』に行って私たちマイノリティの気持ちも理解して!」とか言っちゃいそう。(滅多にそこまで言わんけど)
行くにしても、

①乗りたいアトラクション
②平均混雑度

を総合的に勘案して厳選した2〜3のアトラクションを楽しんで出ていくくらいだね。あとは会いたいキャラクターを見定めて出会える場所で待ち構えて、会えたら帰るとか。
とにかく効率を重視して一般的なカップルには理解できない回り方をするかもしれない。土日祝は無理。
まずチケ代が高い。TDLは¥8000〜10000前後で、ゼンリンミュージアムは¥1000と10分の1。コスパも良ければ楽しさも格段に後者が上(個人の感想です)。これだけ出して1アトラクションに2〜3時間も待たされるんなら浦安市内街歩き&グルメの旅の方がいい。
もっと「街」を見た方がいい。ベッドタウンこそ本来の地域の個性が見えなくなっていることが多いから。

以上、一地図狂の思考回路(あくまで一例)を紹介した。
大衆ウケするテーマパークより、一部の好き者にウケるちょっとニッチでマニアックなスポットが好きなのだ。
以降は個々の性格論だが、時間を浪費するより有効活用したい。それでいてゆっくりじっくり回りたい。
特にディズニーやユニバーサルスタジオに愛着のない私からすると、もう少し生活に身近な地図地理に目を向け、その愛好家を除け者扱いしないことを学ぶ方がよっぽど人生のためになることだと思うのだが。





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