【美しい古都でのんびりルアンパバーン】アラサーが行くラオス・ベトナム1人旅行記③
2023年3月にアラサー女がラオスとベトナムを3週間一人旅した記録です。執筆までタイムラグがあるため記憶が曖昧な部分もございます…
何卒ご容赦くださいませ
目次
【ルアンパバーン到着】
ルアンパバーンまでの行き方
バンビエンからルアンパバーンまでは2通りの行き方がある。
ひとつはバスで、山道が4.5時間続くの酷道(以前は山賊に観光客が襲われたケースがあったらしい)
もうひとつが、2021年から運行している中国が投資したラオス中国鉄道で、こちらは1時間半で到着する。
もちろん後者を選んだ。バンビエンの宿で前日の昼までに予約が必要で、駅までのトゥクトゥクと込みの料金で手配してくれた。(1500~1900円位)
駅からルアンパバーンの街までは乗り合いバスで15分程。
【世界遺産の街並み】
ルアンパバーンは街全体が世界遺産に登録されている
ルアンパバーンに着いた時に感じたのは
街並みがめちゃくちゃ可愛い!!
フランス植民地時代の名残の建物と、東南アジアらしい木造家屋と熱帯植物が共存している、ここにしかない街並み。
メコン川に沿うように街があり、川添いを散歩するのも日課になった。
街の雰囲気が女子旅にもってこいだと思う。日本からの直行便はないけど空港もあり、観光地も街の近くにあるため3.4日の休暇があったらここでのんびり過ごすのもおすすめ。
バンビエンでダラダラすることに何の抵抗もなくなったので
ルアンパバーンでも何をするでもなく怠けた。
ラオスの滞在に慣れ寺院飽きをしていた私は、有名な寺院を道端から眺めただけにした。ゆっくり見ればよかった
【托鉢のリアル】
托鉢とは修行僧が衣食住の執着を捨て、それらを他人にゆだねること。
早朝に僧が列をなし、人々から米やお菓子などのお布施をいただく様子が見られる。
実際に行ってみるとだいぶ観光物化している印象を受けた。
まだ暗い早朝にホテルを出ると早々におばちゃんに捕まり、肩に布を掛けられあらよあらよと道端の椅子に座らされた。供物のもち米とお菓子セットが目の前に置かれ、「順番に配って」と説明を受ける。なんだか強引に物売りされた気持ちだ。その間に一人また一人と同じように隣に座らされる観光客が増える。
遠くからオレンジの袈裟を身に纏った僧侶が列をなして向かってくる。まだ小学生くらいの子を先頭に、歳の順で並んでいる僧侶が20名ほど目の前を通過する。僧侶が持っている容器に少しずつ自分の供物を献上する。
これが結構焦る。
お菓子は個包装なので簡単なのだが、もち米は自分で量を調節して手で軽くまとめ、あまり僧侶の足を止めないように素早く献上。次々に自分の前に止まる僧侶に「なんかもたもたしてすみません」と必死に配っているといつの間にか終わっていた。
「ふぅ焦った」
なぜか終わってほっとしている。
ふと周りを見渡すと僧侶の列を追いかけバシャバシャ写真を撮る観光客の人々。自分を含め、清らかさを汚してしまっているような気がして、なんだか苦しくなりその場を後にした。
しかし遠目から見る早朝の托鉢は厳かなものであった。
よく見ると地元の方や信心深い仏教徒の方も多く参加されている。
見学させていただく位の距離感が丁度いいのかも…と。
寺院が豊富にあるこの街では至る所でこの光景が見られる。
朝活
ルアンパバーンの朝は早く、朝市がもう始まっていた。
ナイトマーケットが行われるメイン通りから一本路地に入ると、生鮮食品を中心とした朝市がある。
【クアンシーの滝】
街から1時間程離れると、観光名所のクアンシーの滝がある。
ホテル近所のJoma coffeeの目の前が、各所へのミニバンやトゥクトゥクの客引きの待機場所であった。たくさんの客引きに声をかけられたが、いつも挨拶していたおっちゃんの手配で行ってみることにした。
滝までは直接行けば45分くらいで着くが、ホテルに客をピックアップしながら向かうため2時間位かかった。
バスを降り、滝までの道のりには商店が並んでいたり、クマの野生保護施設がある。
絵画のような光景
クアンシーの滝は観光客が沢山。
しかし、自然の美しさをそのまま感じることができる素晴らしい場所だった。
早朝など人が少ない時間帯に来ればもっと癒される気がする。
バスが思わず長時間だったこともあり、バイクをレンタルしてくれば良かった。
メインとなる大きな滝の左側から滝上に行くことができる。
軽登山すること20分。滝上の泉に到着。
水着を仕込んできたのでいざ入水すると、「あ冷たいわ」
バンビエンのブルーラグーンはずっと入っていられる温度だったけど、ここは5分も厳しいくらい冷たい。
すぐそばで遊んでいた欧米人に「あんた上がるの早くない?」と言われたけど、なんでそんな入ってられる?
旅の試練その1
長居せずに滝下に戻ろうとすると、岩場で滑ってサンダルが壊れた。
どうしようもないから裸足で下山。時々立ち止まりながら、強くなれ、と自分に言い聞かせる。あまりにも不憫だったのか、下山中に靴下を貸してあげると声をかけてくれたお姉さん、ありがとう。
バスの集合場所の近くには原風景残る村で子どもたちが遊んでいた
【絶品ローカルグルメ】
ここまでラオスの3つの街をまわってきたが、どうもラオス料理でハマったものがなかった。優しい味というか、言い方は悪いが、タイ料理やベトナム料理の下位互換のような。
そのため、ラオス料理ではなくその時の気分でステーキや韓国料理を食べていた。欧米や韓国からの観光客が多いため、それぞれ普通に美味しい。
しかしこのルアンパバーンで唯一「これは美味い!」と言えるラオス料理に出会った
カオソーイ
カオソーイといえば、タイ・チェンマイ名物のカレー風味のココナッツスープに中華麺を入れたものを想像する。ルアンパバーンにもカオソーイと呼ばれる麺があるが、全然別物だ。
米粉麺が入った淡麗スープに、トマト風味の肉みそが乗っており、味は担々麺に似ている。そこにお好みで葉っぱや薬味を乗せていただく。ピリ辛のスープにライムがよく合いすっきりとした味わい。
最終日に行ったこの店のカオソーイがべらぼうに美味しくて完飲した。
安定のjoma
ヴィエンチャン編でも記載したが、ルアンパバーンにもjoma coffeeがあり行きつけになった
コーヒーも食事メニューも美味しい
特にオートミールクッキーがしっとりしていて甘さ控えめの優しい味で美味い!
あまりにもハマったのでお土産に買って行こうとしたけど3日くらいしか日持ちせず断念。
あー思い出したらまた食べくなってきた。
【夕日に黄昏て】
ルアンパバーンの観光スポットとして挙げられるのが、プーシーの丘。
その入り口は街中にあり、15分ほど階段を上ると町全体を見渡せる小さな寺院に到着する。
なんとか自分の陣地を確保し座ると、ピンクに染まる街を小一時間眺めた。
落日を待つ間に日記を書いていると隣の中国人になんて書いているのと尋ねられたが、内緒とこたえた。別に話してもよかったけど、たぞがれたかったんだ。ごめんね。
【ナイトマーケット】
ラオス最大のナイトマーケットはルアンパバーンにある。
昼でも街並みが美しいメイン通りに、夕方になると赤と青のテントが次々に現れる。
ナイトマーケット起部の広場には飲食店が集まるフードコートエリアがありにぎやか。
ナイトマーケットではコーヒーや雑貨、ラオスらしい絵が描かれたポスターなど見ていて飽きない、3周くらいしてお土産を吟味した。
購入品
にぎやかな通りから一人で帰る道が大好きだった
【街外れのシルク工場】
街をプラプラしていた昼間。かわいいシルク繊維の店で、街はずれの手織り工場まで無料のトゥクトゥクが出ていることを知り、行ってみた。
工場に到着すると器用に黙々と女性たちが機織りをしている。
近づくとその模様の細かさに脱帽。
いくら眺めてもどうやってその柄が出来上がるのか不思議で、時間を忘れて見入ってしまった。存分に見学させてもらったので無料だけど寄付箱に心ばかりのお礼。ここでめっちゃ蚊に刺されたけど、お姉さんたちは平気なのかな?
おしゃれなレストランや、シルクの直営店もあり思いがけず充実したスポットに出会えてうれしかった。
まとめ
世界遺産の街並みと癒される自然
女子旅にとてもおすすめ
早起きして托鉢を見学すべし
ラオス最後に訪れたルアンパバーン。
ボリューミーな記事になってしまい、自分でも見返すのに疲れた。
ご拝読くださりありがとうございます。
次はタイを経由してベトナム編へ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?