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ツインとの出会い③

前回の続きです。

子供の頃、わたしの父は、叔父と自営で
会社を立ち上げたばかりだったため、
ほとんど母が、兄2人とわたしの3人を、
小学校高学年頃まで、外では働かずに
家にいて育ててくれました。

私自身は、あまり記憶はないのですが、
ほとんど父は、夜中帰りだったそうです。
そのためか、父からは、言葉でかわいいと
言われたり、抱きしめられたり、そういう
記憶が全くありませんでした。
(覚えていないだけかもしれませんが)

そういう影響もあってか、男の子や男性への
態度は消極的で、好きな人がいても、
告白できずに、周りの女の子が、かっこいい
男の子がいて、キャーと騒いでいても、
側からみている感じの女の子でした。

女の子としての、自信もなかったので、
かわいく自分を表現したりするのは、
とても苦手でしたし、似合わないと
思っていました。

そんなわたしが、彼と会った時は、初めて
ピュアな気持ちが涌き出てきていました。
付き合うまでは、職場がシフト制だったので、
同じ日に出勤だと、今日は会えるんだなあと、
素直に喜んでいた気がします。

進展するという感覚も、なかったからかも
しれません。(2人とも結婚していたため)

彼と距離が縮まるきっかけは、会社の
飲み会の帰りでした。
わたしは、アルコールを飲んでいなかったので、
その彼ともう1人、女の先輩を送ることになり
ました。

飲み会の前に、当日誰を送る?という話を
していたとき、ちょうど送る予定の女の先輩と
彼が同じ方向だったので、送ろうか?と
聞いたとき、その時は乗らないと、返事を
してきていました。

それが急きょ、当日乗っていくことになり、
女の先輩が先に降りて、その後、家の近くに
送るまで、初めて2人で話をしました。
その時、何を話したかは、正直忘れてしまい
ました。

しばらくした後、車の中で付き合おうと言われ…
わたしは、ただ嬉しいの一言でした。
この時、男女という目線で、お互いに感じて
いたことを、確認できたことも、とても
嬉しくて。

結婚しているからとか、年齢がどうとか、
そういうことは、後からでてきましたが、
この時は、お互いにひかれあっている感覚は、
間違いなかったんだと。何の疑いも
ありませんでした。

付き合うなんて、結婚しているんだし…
この時は、そういう言葉も、
これっぽっちも浮かびませんでした。

彼は、どちらかというと、当時は女性的な
感じの人で、彼自身も、自分は男っぽくないと
言っていました。

それが、付き合ってからは、相手の印象が、
ガラッと変わりました。付き合ってすぐ、
休憩室で話をしている時、LINEは苦手だから
電話で話をしよう。
車に乗っているときも話せるように
イヤホンとマイクも買ったからと。
それからは毎日、短時間ですが、
たわいもない話を、電話でしていました。

わたしは、嬉しい反面、毎日なんて、何を
話せばいいのか…と思ってしまうタイプで。
でもそこは、彼がいつも話をふってくれたり、
わたしも自分のペースで話をしていました。

この時感じたのは、受け身な感じの人なのかなと
思っていたのですが、とても男性的なんだなって。
リードしてくれるし、きめ細かい対応というか。

逆に、大雑把なところもあり、そこのバランスが、
わたしには、一緒にいて、とても心地のよい
相手でした。



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