創作小説 と言っていいかな

去年の2月に自分のスマホのメモ機能に残してたお話。
夜眠れなくて頭が勝手にグルグル考えちゃってた時に浮かんできたことをメモしただけ。
人に見てもらうためじゃなくメモしただけって感じだったからちょいちょい直したけど小説らしい文体じゃない。
小説なんて大層なものじゃない。
暇つぶし程度に見てくれたら嬉しい。

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自分だけが人間の世界

友達と歩いてたはずなのに、
気づいたら目の前には動物の姿をした人達
服装はさっきまで前を歩いていた人間と同じ、辺りを見回しても
この世と全く同じ景色
同じ建物、同じ道、全て同じ

なのに一つだけ違う、

人が全て動物、豚や羊、見たことの無いような架空の生き物もいる、
動物がスーツやドレス、服を着て歩いている、

自分だけが人間の世界

動物は少し透けて見える
3人組が前から歩いてきた
私には気づいていないように見える
透けているように見えるからぶつからないのでは無いかと思うが、なんだか良くない気がして避けたことに気づかれないよう緩く方向をずらして歩いた

ここはどこだ?、
後ろを振り返っても一緒に歩いていた友達の姿はない。
怖くなったが悪目立ちする行動は控えた。
とりあえず電車に飛び乗りばあちゃんの家に向かう。
距離は同じくらい、自分の親がいないよりショックが少ないと思ったからだ。

電車に乗っているのも全て動物だった、
人と同じくらいの身長の象、キリン、リス、ワニ、など色んな動物、あまりキョロキョロしないように視線を下に向けていた。
人間社会と違いスマホを使っている動物はいなかった。
象は寝ている、リスは本を読んでいる、キリンは正面を向いて座っている、ワニはボーッと向かい側の窓の外を見ているようだった。

嫌な予感、自分の感覚だけで周りに合わせ、浮かないように目的地に着くのを待った、
リュックを周りに合わせ足元に置き、コートの中のスマホには一切触らなかった。

ついた。みんな人間と同じように改札を出た、が改札の外に出ると、腕時計を確認するもの、電話で帰りを家族に知らせるもの、新聞を読むもの、まっすぐ帰る前にみな何かしている。その場で路上ライブのように歌を披露したりダンスを披露するものもいた。
帽子の中にお金を入れる、その硬貨は日本円、いつも使っているものと同じだった。
浮かないようにと周りと同じくらいの硬貨を入れある程度したら離れていく他の人に合わせて駅を出てばあちゃんの家に向かった。
すれ違う人全てが動物だった、路地裏には買い物帰りのおばちゃんっぽいぽちゃっとした犬、コンビニには学生バイトっぽいキリン、心臓はバクバクだ、
景色は同じ、隣には大きな道路がある、なのにほとんど車は通らない、たまに近未来的なハイブリッドな自動車やバス、介護向け自動車が通るくらい。
知ってる街並みなのにまるで知らない世界だ。
周りの人の速さに合わせて自分が変に見られないように歩く。
いつもなら15分で着く道をいつもとは違う人のいる道を通り30分近くかけて冷や汗をかきながら歩いた。
やっとマンションのエントランスについた、
何があるか分からない、不安だが、開けてもらうためインターホンを鳴らした。

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一応終わりまであるけどどうだろ。
自分の頭の中の話だけど他の人が見ても別に面白くないかな?


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